日産自動車株式会社(以下:日産、神奈川県横浜市、社長兼最高経営責任者(CEO):Carlos Ghosn)は、2015年3月15日、100%電気トラック「e-NT400テストトラック」の実証運行を、千代田区のコミュニティサイクル事業実証実験「ちよくる」※1内で開始すると発表した。
「e-NT400テストトラック」
株式会社NTTドコモ(以下:NTTドコモ、東京都千代田区、代表取締役社長:加藤 薰)と東京都千代田区は、「ちよくる」プログラムにおいて、日産が貸与する「e-NT400テストトラック」※2のモニター車を、千代田区内全域に配置されている約30カ所のサイクルポート(自転車の貸出・返却拠点)間での次世代コミュニティサイクルシステムを搭載した自転車の再配置運営に、2カ月間活用する。
今回、100%電気で走行する「e-NT400テストトラック」を使用することで、サイクルシェアリング事業全体における、さらなるCO2削減効果を実現する。
日産は今回の実証運行で得られたデータをもとに、走行性能や充電の運用などに関する検証を進め、今後の開発に活かしていく。
※1:「ちよくる」
NTTドコモと東京都千代田区が、2014年年10月から実施している千代田区のコミュニティサイクル事業実証実験。
※2:「e-NT400テストトラック」
小型トラック「アトラス」をベースに、「日産リーフ」のコンポーネント(モーター、バッテリー)を最大限活用した電気自動車(EV)システムを搭載しており、画期的なゼロエミッションの小型トラックとして将来の量産化を目指している。今回のモニター車はJC08モードでの航続可能距離が約62キロであり、さらに、30分間で容量の80%まで充電可能な急速充電機能を内蔵している。