[ニュース]

パナホーム、エネルギー収支ゼロを超えるエコ性能を備えた「ゼロエコ」を戸建住宅商品に展開

2015/03/16
(月)
SmartGridニューズレター編集部

2015年3月16日、パナホーム株式会社(以下:パナホーム、大阪府豊中市、社長:藤井 康照)は、住宅のネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(以下、ZEH)※1化をさらに進化させ、エネルギー収支ゼロを超えるエコ性能を備えた「ゼロエコ」仕様を新しく設定した戸建住宅商品を、2015年4月1日より展開することを発表した。

「ゼロエコ」は、国が2020年までに標準的な新築住宅で実現を目指すZEHを先取りした未来標準の仕様であり、パナホームが独自に提案する「3つの未来標準」〔(1)「太陽光+蓄電システム」(2)「家まるごと断熱」+「エコナビ搭載換気システム HEPAプラス」(3)「スマートHEMS」+「プライベート・ビエラ」〕の採用により、平均的な太陽光発電システムの搭載量※2で高い環境性能と経済性を両立させる。
さらに、経済産業省によるZEH支援事業における補助金制度の要件に対応し、住宅ごとの個別申請により補助金を受け取ることも可能となっている。※3

カサート『ゼロエコ』外観

 

『ゼロエコ』の概要
パナホームは2013年から、

  1. 2018年に戸建全商品をエネルギー収支ゼロのネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化
  2. 系統電力に頼らず、災害時にもくらしが維持できる住まいの“エネルギー自立”の実現

を商品開発目標とし、特に、戸建全商品の100%ZEH化については、国の誘導施策(2020年)より2年早い対応を目指している。

「ゼロエコ」は、パナホームとパナソニックグループの先進技術を活かした設備・仕様「3つの未来標準」を採用することにより、ネット・ゼロ・エネルギーを超える優れたエコ性能を実現する仕様。フラッグシップのスマートハウス「エコ・コルディスII」をはじめとする戸建住宅商品において、新しいネーミングで展開していくものである。


※1:国が2020年までに標準的な新築住宅として実現を目指すもので、住宅の躯体・設備の省エネ性能向上、再生可能エネルギーの活用などにより、年間での一次エネルギー消費量が正味(ネット)でゼロ、または概ねゼロとなる住宅。

※2:平均4.56kW。一般社団法人太陽光発電協会 太陽光発電普及拡大センター「平成26年度(平成26年4月~平成27年2月)住宅用太陽光発電補助金交付決定件数」による。

※3:太陽光発電の搭載容量が10kW未満の場合に限定される。また、プランや仕様により対応できない場合がある。

 
■リンク
パナホーム
 
関連記事
新刊情報
5G NR(新無線方式)と5Gコアを徹底解説! 本書は2018年9月に出版された『5G教科書』の続編です。5G NR(新無線方式)や5GC(コア・ネットワーク)などの5G技術とネットワークの進化、5...
攻撃者視点によるハッキング体験! 本書は、IoT機器の開発者や品質保証の担当者が、攻撃者の視点に立ってセキュリティ検証を実践するための手法を、事例とともに詳細に解説したものです。実際のサンプル機器に...
本書は、ブロックチェーン技術の電力・エネルギー分野での応用に焦点を当て、その基本的な概念から、世界と日本の応用事例(実証も含む)、法規制や標準化、ビジネスモデルまで、他書では解説されていないアプリケー...