2015年8月19日、株式会社インテック(以下:インテック、富山県富山市、代表取締役社長:日下茂樹)は、IoT向け共通プラットフォームのサービスを提供開始することを発表した。
◆IoT向け共通プラットフォームの概要
インテックが提供するIoT向け共通プラットフォームは、今後のICTシステムに必要となる、人・モノ・環境に関する膨大なデータを受け付け、これらのデータからリアルタイムに外部世界の状態を検知し、状態に応じて必要とされる処理を実行できるオープン指向のPaaS※1となる。
IoTに必要なデータの収集、蓄積、分析、可視化の機能を提供するだけでなく、オープンデータなどの周辺情報もデータセットとして提供する。同データセットはより多面的な分析を実現することを目的としており、IoT機能とデータセットを統合的に利用できるIoTサービスプラットフォームとなる。
図1 インテックIoT向け共通プラットフォームのイメージ図
◆導入までの流れ
実証実験構築からシステムを本格導入するまでの流れは、以下のとおり。
- 実証実験の検討
実証実験の目的と対象を明確にする。既にデータが存在する場合は、プラットフォームにデータをアップロードしてグラフなどで検証結果を確認することができる。
- 実証実験環境の構築
新たに設置したセンサーや既存のセンサーからのデータをプラットフォームにアップロードし、インターネット経由でデータ間の相関関係を日々確認することができる。
- パイロット分析(オプション)
収集されたデータを分析の要望にも応じる。
- 導入支援
導入するセンサーの確定および、現場への設置を支援する。既存のシステムとの連携や新規システムの開発が必要な場合は、別途相談に応じる。
※1 PaaS(Platform as a Service):プラットフォームをサービスとして提供することを指す。
■リンク
インテック