[ニュース]

とっとり市民電力と伊藤忠エネクス、電力事業で業務提携

2016/01/21
(木)
SmartGridニューズレター編集部

2016年1月21日、株式会社とっとり市民電力(以下:とっとり市民電力、鳥取県鳥取市、代表取締役社長:児嶋 太一)と伊藤忠エネクス株式会社(以下:伊藤忠エネクス、東京都港区、代表取締役社長:岡田 賢二)は、電力事業における業務提携に関する契約を締結したことを発表した。

業務提携の経緯・概要

とっとり市民電力は、鳥取ガス株式会社(以下:鳥取ガス、鳥取県鳥取市、代表取締役社長:児嶋 太一)と鳥取市が設立した地域の新電力会社であり、鳥取ガスが主体となり運営をおこなっている。

鳥取市では、2013、2014年度に地域経済の好循環を促進する総務省の「分散型エネルギーインフラプロジェクト」に産官学金連携して取り組み、地域エネルギー会社の設立や電源開発等の調査・検討を行い、「とっとり市民電力」を誕生させた。電力小売の全面自由化に向け、とっとり市民電力はエネルギーの地産地消による地域経済の活性化を目指す。
鳥取ガスグループでは、とっとり市民電力を電力小売事業のコア事業者と位置付け、同グループの鳥取ガス並びに鳥取ガス産業株式会社(鳥取県鳥取市、代表取締役社長:児嶋 太一)の顧客向けにも順次電力小売事業の展開を検討している。

伊藤忠エネクスは、とっとり市民電力が展開する電力事業に対し、今まで培ってきた発電・需給・販売の一貫した機能・ノウハウ及び改正電気事業法対応の新システムを提供し、安定的な電力需給管理・電力供給を実現するためのサポート業務を担う。
また、伊藤忠エネクスはバランシンググループ※1形成を事業戦略の一環として展開しており、今後は自治体・異業種事業者様向けに同様の小売電気事業支援サービス提供を拡大を予定している。
上記システムは、株式会社エヌ・ティ・ティ・データをシステムパートナーとして採用し、小売電気事業に必要なシステム機能の提供を予定する。
 図 事業スキーム図

  1. 主な役割
    ・とっとり市民電力:電源開発、電源調達、販売、マーケティング、顧客窓口(受付、請求)等
    ・伊藤忠エネクス:電源開発、電源調達、電力需給管理、システム提供等
     
  2. とっとり市民電力の主な販売先
    ・鳥取市各公共施設等(公共施設以外へも順次拡大)

※1 バランシンググループ:複数の小売電気事業者間で形成したグループの代表者(この場合伊藤忠エネクス)が、グループ全体で電力の需要と供給のバランスを調整することにより、同時同量制度※2におけるインバランスリスクを低減させる仕組み。

※2 同時同量制度:電力の需給を絶えず一致させておく同時同量を、30分単位で合わせていくルール。30分単位で需給ギャップが発生した時は、一般電気事業者にインバランス料金と呼ばれるペナルティを支払う必要がある。

■リンク
伊藤忠エネクス

TOPに戻る
最新ニュース一覧

関連記事
新刊情報
低遅延/超高速/大量接続を実現する5Gの全貌を解説! 2018年6月に仕様が確定した5Gの最新技術(第1フェーズ)と標準動向についてまとめた解説書です。本書『5G教科書』は、第一線で活躍されている著...
 インターネットの商用化から四半世紀が過ぎ、第4次産業革命の時代を迎えています。第4次産業革命とは「産業のデジタル化」を意味し、現在、これを支える共通の情報通信基盤の構築が求められています。  ...
 2015年頃より、IoT(InternetofThings)や人工知能(AI)が注目され始め、これらの技術を使って家電や自動車などあらゆるモノがネットワークにつながり、効率的な社会を創造することが期...