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東芝、EVバス用ワイヤレス急速充電システム向けに妨害電波抑制の技術を開発

2016/09/05
(月)
SmartGridニューズレター編集部

2016年9月5日、株式会社東芝(以下:東芝、東京都港区、代表執行役社長:綱川 智)は、EVバス用ワイヤレス急速充電システム向けに妨害電波を抑制する技術を開発したことを発表した。
 写真 バス底面に「斜めかつ平行」に配置された受電パッド

同技術により、ワイヤレス急速充電システムを実用化するために重要となる、他の無線通信を妨害する不要な電磁波の抑制が可能となる。早稲田大学理工学術院紙屋雄史教授研究室と共同で行っている環境省委託事業「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」の一環として、2016年2月より実施しているEVバスの公道実証実験においても、同技術が使用されている。

技術の特徴

44kWワイヤレス急速充電システムにおいて、送受電パッドを22kWの2系統の装置にわけ2ヶ所から逆相で送電する方法を採ることで、それぞれ放射される電磁波が打ち消し合い、不要な電磁波を抑制した。(図1参照)
 図1 2系統での逆送電による放射電磁波の制御

ただし、2系統のパッド間で干渉結合があると、放射される電磁波の大きさと位相がずれ、打ち消し効果が低減してしまう。それを防ぐため、2系統のパッド間の干渉が小さくなる最適な位置関係を検証した。2系統のパッドの相対位置を平行に回転させたとき、パッド間の干渉結合の方向が反転する性質があり、干渉結合の方向が反転するときに、干渉結合が必ず0になることに着目し、不要結合が0になる相対角度を電磁界シミュレータにより割りだすことで、パッド間で生じる干渉の抑制を実現した。(図2、写真参照)
 図2 受電パッドの位置の最適化

これらの技術により、距離が10m離れた位置における電磁波の大きさが約1/10に抑制され、送電量を44kWから損なうことなく高周波利用設備の許容値を満たすことが可能となった。


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東芝

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