NTTファシリティーズは2017年3月30日、愛知県豊田市に建設中だった大規模太陽光発電所(メガソーラー)「F豊田篠原太陽光発電所」が完成し、運転を開始したと発表した。建設では、NTTファシリティーズが設計と調達(Engineering、Procurement)に加えて、工事全体の管理を担当した。用地の整地や、架台、パワーコンディショナーを設置するコンクリート基礎の設置、架台の設置などの工事は共立建設がが、太陽光発電モジュールやパワーコンディショナーの配線などの電気工事はNDSが担当した。完成後の運営はNTTファシリティーズが受け持つ。この太陽光発電所はNTTファシリティーズにとって73カ所目の太陽光発電所となる。
図 F豊田篠原太陽光発電所の全景
出所 NTTファシリティーズ
F豊田篠原太陽光発電所の所在地は愛知県豊田市篠原町(とよたしささばらちょう)。豊田市の篠原自治区の土地を賃借して太陽光発電所を建設し、発電事業を展開する。敷地面積は約2.6ha(2万6097m2)。ここに、中国Suntech Power社の太陽光発電モジュールを5720枚並べた。パワーコンディショナーは日立製作所の製品を採用した。
発電所の合計最大出力は約1.8MW(1801.8kW)。NTTファシリティーズは、年間発電量を約2GWh(約2049MWh)と見込んでいる。一般世帯の年間電力消費量に換算すると約570世帯分に当たる。発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を利用して全量を中部電力に売電する。売電単価は1kWh当たり32円(税別)。
NTTファシリティーズは現在、千葉県長生郡長柄町(ちょうせいぐんながらまち)で、出力約1.9MWのメガソーラーの建設を進めている。2017年4月以降の完成、運転開始の予定だ。
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