General Motorsは2017年10月2日(アメリカ時間)、2023年までに電気自動車(EV)を最低でも20車種発売するという計画を発表した。2016年12月に発売したEV「Chevrolet Bolt EV」で好評を得た同社が、EVへの移行を一気に推し進める。
図 2016年12月に発売したEV「Chevrolet Bolt EV」。奥には幕がかかった自動車が並んでいる。今後続々登場するEVの新車種をイメージしていると考えられる
出所 General Motors
General Motorsのexecutive vice presidentを務め、製品開発、購買、サプライチェーンを担当するMark Reuss氏は「General Motorsは、自動車の未来がEVにあると強く信じている。しかし、それは一夜で突然実現するものではない。今後も消費者の要望に応える妥協のない製品づくりで、EVの普及と利用者拡大に貢献していく」とコメントしている。
そして同社は、当面の予定として今後18カ月でEVを2車種発売することを明かした。Chevrolet Bolt EVの開発、製造で得たノウハウを活かして開発したものだという。
さらに、ゼロエミッション車のもう1つの有力候補である燃料電池車(FCV)のコンセプトカー「SURUS(Silent Utility Rover Universal Superstructure)」も発表した。SURUSは、大型トラックの車台を採用した四輪操舵の車両で、2つのモーターを搭載している。柔軟な車体設計を採用しており、宅配用トラックや救急車などさまざまな用途に応用できるとしている。
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