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アメリカLO3 Energy、テキサス州でブロックチェーンを利用した企業間電力取引基盤を提供へ

2018/04/12
(木)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

アメリカLO3 Energyとテキサス州のエネルギー事業者であるDirect Energyは、テキサス州で企業向けの電力取引基盤を提供すると発表した。

アメリカLO3 Energyとテキサス州のエネルギー事業者であるDirect Energyは2018年4月9日(アメリカ東部標準時間)、テキサス州で企業向けの電力取引基盤を提供すると発表した。LO3 Energyは、ニューヨーク市ブルックリンで個人同士の電力取引を可能にした「Brooklyn Microgrid」を開設した企業。Brooklyn Microgridを支える、ブロックチェーンを活用した電力取引基盤「Exergy」を今回も使う予定だ。

図 Brooklyn Microgridでは、個人が自宅の太陽光発電システムで発電した電力を、ほかの個人に直接販売できる仕組みを作った

図 Brooklyn Microgridでは、個人が自宅の太陽光発電システムで発電した電力を、ほかの個人に直接販売できる仕組みを作った

出所 LO3 Energy

企業向け電力取引基盤は2018年の後半に開設する予定。現在はDirect Energyが、テキサス州の顧客企業から参加企業を募っている。この基盤は、企業が1時間単位で電力の売り買い注文を出すと、その注文に最大限応じる注文と組み合わせて取引を成立させる。参加企業はこの基盤を利用することで、電力にかかるコストと無駄な電力消費を抑えることができる。

LO3 Energyの創業者でCEOを務めるLawrence Orsini氏は「企業が電力価格の変動に備える手段としては、電力会社と固定価格の電力供給契約を交わしたり、太陽光や風力で発電する電力を長期間に渡って買取契約を結ぶといったものがある。しかし、電力もほかの資産や経費と同じように扱えるようにすべきだと考えている。市場価格で取引可能で、さまざまな発電方法による電力を柔軟に組み合わせることで、出費を最小限に抑えられるようにすべきだ」と、取引基盤を提供する狙いについて語っている。


■リンク
LO3 Energy
Direct Energy

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