いすゞ自動車は2018年5月25日、LNG(Liquefied Natural Gas:液化天然ガス)を燃料とする大型トラックの実証走行を公道で実施すると発表した。これは、いすゞ自動車がシェルジャパン、一般財団法人環境優良車普及機構と共同で環境省事業「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」の委託を受けて実施するもの。LNGトラックを開発すると同時に、LNGを補給するスタンド網の整備も手がける。
図 いすゞ自動車が開発した大型LNGトラック
出所 いすゞ自動車
いすゞ自動車が開発した大型LNGトラックは、1000km以上の長距離を補給なしで走行でき、高速走行時は最新のディーゼルトラックの基準と比較してCO2排出量を10%ほど削減できる。今回の実証走行では、この車両を使う運送事業者が主に東京・大阪間を高速道路で行き来する。
実証走行開始に合わせて、大阪市住之江区南港東にLNGスタンドを新設した。6月1日には、このLNGスタンドで開所式と実証実験の開始を告げる出発式を開催する予定だ。
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いすゞ自動車