Porscheは2018年10月19日(中央ヨーロッパ時間)、「Taycan」に続く2車種目の電気自動車(EV)の量産を決めたと発表した。Porscheは2018年6月に、同社初のEVの名称を「Taycan」に決め、2019年に量産を始めることを明らかにしている(参考記事)
図 Porscheが公開している「The Mission E Cross Turismo」
出所 Porsche
今回Porscheが量産を決めた車種は、2018年のジュネーヴ・モーターショーで公開したコンセプトモデル「Mission E Cross Turismo」を基にしたもの。Porscheは量産する車種をTaycanの派生車種であることを明らかにしている。
Mission E Cross Turismoの最大出力は600HPで、動力となるモーターは前後の車軸に1つずつ配置し、4輪駆動とする。満充電状態からの航続距離はヨーロッパ標準であるNEDC(New European Driving Cycle)500km。800Vの高圧電流で充電すると、15分で400kmほど走行できる電力を充電できる。停車状態から時速100kmまでは3.5秒以下で加速し、時速200kmまでは12秒以下で到達する。以上の仕様はすべてTaycanに共通している。
Porscheはこの車種をTaycanと同じく、ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州シュトゥットガルト市のツフェンハウゼン地区の工場で生産するとしている。
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