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Porsche、電動車開発への投資額を倍増ー2022年までにおよそ8100億円を投下

2018/02/07
(水)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

ドイツPorscheは、プラグインハイブリッド車と電気自動車の開発と普及のために2022年までに60億ユーロを投資すると発表した。

ドイツPorscheは2018年2月5日、プラグインハイブリッド車(PHEV)と電気自動車(EV)の開発と普及のために2022年までに60億ユーロ(8100億円:1ユーロ=135円で換算、以下同様)を投資すると発表した。当初は30億ユーロ(4050億円)を投資するとしていたが、投資額を倍増し、開発を加速する。60億ユーロのうちだいたい30億ユーロを設備や工場の増強、新設に使い、30億ユーロを少し超える金額を開発のために費やすとしている。

図 Porscheは電動車の開発、普及などに向けた投資を倍増する

図 Porscheは電動車の開発、普及などに向けた投資を倍増する

出所 Porsche

開発に投じる30億ユーロのもう少し細かい使い道も公開している。5億ユーロ(675億円)ほどを、2019年に発売を予定している同社初のEV「Mission E」の派生車種の開発に投じ、10億ユーロ(1350億円)ほどを、既存車種のEVモデルとPHEVモデルを開発するために使う。7億ユーロ(945億円)を新技術開発に投入する。例として充電ステーション網の整備や、自動車を利用したサービスの開発を挙げている。そして、数億ユーロを使って拠点を拡張するとしている。

Porscheは、2019年の発売に向けて、同社初のEVであるMission Eの製造拠点の整備を進めている。Mission Eはドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州シュトゥットガルト市のツフェンハウゼン地区の工場で生産する。現在、塗装工場、Mission E専用の組み立てエリア、そして塗装済みのボディと駆動ユニットを最終組立エリアに運ぶブリッジコンベアを建設中だ。既存のエンジン工場には、電動駆動ユニットを生産するラインを増設中で、ボディの生産ラインも建設予定だ。またPorscheは、バーデン=ヴュルテンベルク州ヴァイザッハにある車両開発部門にも投資する予定だ。

図 Porsche初のEV「Mission E」

図 Porsche初のEV「Mission E」

出所 Porsche

Mission Eは前後の車軸に1つずつモーターを搭載する4輪駆動車。4輪操舵の機能も持っている。最大出力は600馬力を超え、最高速度は250km/hを超え、停車状態から100km/hまで3.5秒足らずで加速する。1回の満充電で走行できる距離はヨーロッパ標準であるNEDC(New European Driving Cycle)で500kmほど。800Vで高速充電すると、15分の充電で400kmほど走行できるという。

Porscheの社長であるOliver Blume氏は「エンジン車の開発はまだ続くが、今回の投資で我が社は、今後進むべき重要な進路を定めることになるだろう」と語っている。


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