Volkswagen Groupは2019年1月14日(中央ヨーロッパ時間)、傘下にあるPorscheが物資輸送に電気トレーラーの使用を始めたと発表した。このトレーラーは同じくVolkswagen Group傘下の商用車メーカーであるMANが開発した「MAN eTGM 18.360 4x2 LL」。MANは2018年12月14日に、この車両をPorscheに納車している。
図 Porscheは物資輸送にMANの電気トレーラーを使い始めた
出所 MAN
Porscheはこの電気トレーラーを、フライベルク・アム・ネッカー(Freiberg am Neckar)にある物流拠点から、ツフェンハウゼン(Zuffenhausen)の工場を結ぶおよそ19kmのコースを走りながら、物資を輸送する。
今回、Porscheが運用を始めた電気トレーラーは、蓄電容量149kWhのリチウムイオン蓄電池を内蔵しており、およそ130kmの連続走行が可能だ。150kWの大電力で急速充電すると、45分で100km程度の走行に必要な電力を充電できるという。
Porscheに電気トレーラーを納車したMANは、2019年から小型の電気トラックを発売する予定であり、さまざまな顧客が試験走行を実施するとしている。この小型トラックの開発には、Porscheが日々の運用で蓄積するノウハウも生かすとしている。
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