三菱ふそうトラック・バス、川崎工場のコージェネレーションシステムを一新

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2019年1月15日 0:00

三菱ふそうトラック・バスは、同社の川崎工場で使用していたコージェネレーションシステムを最新のものに更新したと発表した。

三菱ふそうトラック・バスは2019年1月15日、同社の川崎工場で使用していたコージェネレーションシステムを最新のものに更新したと発表した。20年間使用してきたガスタービンコージェネレーションシステムを、ガスエンジンを利用する最新のコージェネレーションシステムに入れ替えた。

図 新たに導入したガスエンジン(左)と、ガスエンジンを設置してある「エネルギーセンター」(右)

図 新たに導入したガスエンジン(左)と、ガスエンジンを設置してある「エネルギーセンター」(右)

出所 三菱ふそうトラック・バス

今回導入したガスエンジンコージェネレーションシステムの発電出力は最大で5.75MW(5750kW)。川崎工場で消費する電力のおよそ半分を供給できるという。機器の入れ替えに合わせて、コージェネレーションシステムが発生させる熱を有効に活用するために、川崎工場の敷地内に点在するオフィスや生産ラインなどをつなぐ冷温水輸送パイプのネットワークを新たに構築した。

図 コージェネレーションシステムが発する熱は、工場やオフィスに送り、冷暖房に利用する

図 コージェネレーションシステムが発する熱は、工場やオフィスに送り、冷暖房に利用する

出所 三菱ふそうトラック・バス

ネットワークを通して送った熱水は、セントラル冷暖房システムで使用し、オフィスや工場といった作業環境改善に活用する。三菱ふそうトラック・バスは、今回コージェネレーションシステムの更新によって発電効率を高め、従来よりも広い範囲で発電時の排熱を利用することで、CO2排出量を削減するとしている。


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三菱ふそうトラック・バス

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