京セラコミュニケーションシステムは、屋内向け小型Sigfox基地局「Access Station Micro」のレンタルを開始した。
京セラコミュニケーションシステムは2019年1月30日、屋内向け小型Sigfox基地局「Access Station Micro」のレンタルを開始した。2017年10月にレンタルを開始した「Access Station Mini」(参考記事)に比べると、通信可能な範囲は狭くなるが、用途を屋内通信に限定し、小型で安価に利用できる点が特徴だ。
図 屋内向け小型Sigfox基地局「Access Station Micro」
出所 京セラコミュニケーションシステム
Access Station Microの外形寸法は、約186×159×108mm。本体重量は450g。従来からレンタル提供している「Access Station Mini」の外形寸法が200×150×70mmで、本体重量が2.5kg。Access Station Microは一回り小さく、本体重量が1/5以下となる。通信可能な範囲は見通しで1~2km。京セラコミュニケーションシステムは、オフィス内、工場内、地下街などSigfoxの電波が届きにくいところに設置して、Sigfox通信エリアを作る用途を想定している。
電源はPoE(Power over Ethernet)を利用するため、電源コンセントの位置を気にすることなく設置場所を決められる。そして、3G通信対応のドングルを備えており、端末と通信したデータを3GでSigfoxサーバーに送受信する。
Access Station Microは1年契約でレンタルする。初期費用は1台当たり9800円(税別:以下同様)で、年間利用費は1台当たり3万4800円。この料金は、3Gドングルと3G通信費用も合わせた額となっている。基地局の運用保守は京セラコミュニケーションシステムが担当する。
■リンク
京セラコミュニケーションシステム
関連記事
日立エルジーデータストレージ、人の動作を検出するセンサーの一般販売を開始
2017年1月18日 0:00
話しかけるだけで家電を制御、「au HOME」が新機能を追加―サービス提供対象も拡大
2017年11月21日 0:00
SORACOMがSIGFOXに対応、パケット解析やIoT端末管理など新サービスの提供も開始
2017年7月7日 0:00
LoRaWANネットワークと、Azureのサービスを組み合せた実証環境提供サービスが始まる
2017年6月8日 0:00
NTTドコモ、LPWAの通信を集約して低カテゴリLTEで送信するゲートウェイの実証実験を開始
2016年11月15日 0:00
IoT向け低価格通信サービス「SIGFOX」、2017年2月から日本でも提供開始
2016年11月9日 0:00