Audi、ハンガリーの物流拠点の屋根に12MWのメガソーラーを建築へ

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2019年2月15日 0:00

Audiは、ハンガリーのジェール市(Győr)で運営している物流拠点の屋根に合計最大出力12MW(1万2000kW)のメガソーラーを建設すると発表した。

Audiは2019年2月15日(中央ヨーロッパ時間)、ハンガリーのジェール市(Győr)で運営している物流拠点の屋根に合計最大出力12MW(1万2000kW)のメガソーラーを建設すると発表した。建設工事はドイツのエネルギー大手であるE.ONと共同で進め、完成後の運営もE.ONが担当する。2019年8月に建設を開始し、2020年の初旬に運転を開始する予定。

図 Audiがハンガリーのジェール市で運営している物流拠点

図 Audiがハンガリーのジェール市で運営している物流拠点

出所 Audi

ジェール市の物流拠点には2つの巨大な建物があり、両方の屋根の面積を合計すると8万m2。ここに合計3万5000枚の太陽光発電モジュールを並べる。最大合計出力は12MW(1万2000kW)で、AudiとE.ONは年間発電量を9.5GWh(950万kWh)以上と見込んでいる。加えて、CO2排出量を年間6000トン削減する効果を見込めるという。

図 Audiの物流拠点の屋根を利用したメガソーラーの完成予想図

図 Audiの物流拠点の屋根を利用したメガソーラーの完成予想図

出所 Audi

Audiハンガリー法人の取締役会会長を務めるAchim Heinfling氏は「私たちは生産活動による自然環境への影響を抑えるように努めている。すでにハンガリーのおけるAudiの拠点で使用する熱の70%を地熱でまかなっている。将来は生産活動や物流に必要なエネルギーをすべてCO2を放出しないものに転換することを目標としている。今回のメガソーラー建設開始は、目標達成に向けた大きな一歩だ」とコメントしている。

Audiの役員で生産と物流を担当しているPeter Kössler氏は「Audiは2030年までに、世界中で運営している生産拠点を環境に悪影響を与えないものにしたい。再生可能エネルギーの活用は、この目標を達成する上で重要なものだ」と、Audiが全世界の拠点で自然環境保護に取り組んでいることをアピールした。


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Audi
E.ON

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