東北電力、郡山市と共同で太陽光発電設備と定置型蓄電池をVPPとして活用する可能性を検証

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2019年2月18日 0:00

東北電力は、福島県郡山市と共同で太陽光発電設備と定置型蓄電池を遠隔制御して仮想発電所(VPP:Virtual Power Plant)として活用する可能性を検証すると発表した。

東北電力は2019年2月18日、福島県郡山市と共同で太陽光発電設備と定置型蓄電池を遠隔制御して仮想発電所(VPP:Virtual Power Plant)として活用する可能性を検証すると発表した。検証期間は2019年2月18日~2021年3月31日までのおよそ2年間。その間、郡山市立中央公民館に設置してある太陽光発電システム(最大出力52kW)と定置型蓄電池(蓄電容量55kWh)を東北電力が開発したVPPシステムで遠隔制御する。郡山市立中央公民館は、市が指定する防災拠点となっているため、VPPシステムは災害対応に必要な電力を残しながら、蓄電池からの放電などを操作する。

図 郡山市立中央公民館に設置してある太陽光発電システムと定置型蓄電池を東北電力が開発したVPPシステムで遠隔制御する

図 郡山市立中央公民館に設置してある太陽光発電システムと定置型蓄電池を東北電力が開発したVPPシステムで遠隔制御する

出所 東北電力

郡山市は、災害に強い自立分散型電源として、避難所や防災拠点となっているしないの公共施設に太陽光発電設備と定置型蓄電池を導入している。今回の検証は郡山市が方針に沿って設置した設備を利用して、太陽光発電設備と定置型蓄電池をVPPとして活用することを目的とした検証となる。

東北電力は今回の検証で、公共施設に設置してある太陽光発電設備や蓄電池をVPPとして活用できる可能性を探るとともに、蓄電池の寿命を伸ばす制御方法や、太陽光発電システムが発電した余剰電力を有効活用する方法を検証する。


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東北電力

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