日産自動車は2017年7月20日、開発中の次世代電気自動車(EV)「LEAF」のティザーキャンペーン(参考記事)の第5弾として、次世代LEAFが新開発の加減速機能「e-Pedal」を搭載することを明らかにした。
e-Pedalは、アクセルペダルの操作だけで発進、加速、減速だけでなく、車両を停止させることも可能にする機能。停止後も停止状態を維持し、低速で前進するクリーピングの発生も抑える。また、上り坂の途中でアクセルペダルの操作で停止させたとしても、運転者がブレーキペダルを踏むことなく、坂道から落ちていかないように車両を停車状態で維持するという。
日産自動車は、2016年11月に発売したハイブリッド車「NOTE e-POWER」は、e-Pedalによく似た機能「e-Power Drive」をすでに搭載している。この機能は、アクセルペダルを戻すと通常時よりも強く減速するというもの。ブレーキペダルを踏むことなく強めに減速するので、渋滞時やカーブが続く道など、加減速を繰り返す場面で便利に使えるとしている。ただし、アクセルペダルから足を離しても停止することはない。
動画 「e-Pedal」を使うと、アクセルベダルの操作だけで車両を停止させることができる
出所 日産自動車
日産自動車が今回の発表と同時に公開した動画を見ると、運転席にあるスイッチを入れることでe-Pedalが働き始めるようになっているようだ。車両の自重でスピードが上がりがちなゆるい下り坂でも問題なく減速、停止できるようだ。
すでに日産自動車はこのティザーキャンペーンの第3弾で、9月6日に車体を公開することを明らかにしている(参考記事)。車体公開は1カ月以上先になるわけだが、それまでに新たな情報が出てくることを期待したい。
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日産自動車