北陸電力と東洋ガスメーター、日本エレクトロニクス(NES)の3社は、北陸電力が保有するスマートメーター用通信システムを活用した実証環境を構築し、IoT技術を活用して、2018年9月6日から、ガス遠隔検診サービス(東洋ガスメーターと連携)および駐車場予約管理サービス(NESと連携)の実証試験を開始した(図、表参照)。
図 実証実験(屋外検証)のシステム構成イメージ
表 実証試験の内容
実証試験では、スマートメーター用通信システムと接続可能な無線通信端末を使って、無線通信端末などの動作検証(電波伝搬試験やシステム接続性試験など)を行う。屋内実証試験で検証を行った後、2018年12月から、屋外の実運用設備で北陸特有の気候におけるガス遠隔検診サービスや駐車場予約管理サービスへの適用についての検証を行い、2020年度内のサービス提供開始を目指す。
スマートメーターを活用した各種サービスが期待されているが、いよいよ本格始動のフェーズに入った。