2014年のCOP20会議(ペルー・リマ)では、COP21の開催までに、各国が約束草案(INDC:Intended Nationally Determined Contributions)を国連気候変動枠組条約事務局に提出することが決定された(表参照)。このINDCが合意のカギを握っているといえる。
日本は、2030年度に温室効果ガスを26%削減(2013年比)する草案を提出しているが、特に家庭部門のCO2については約40%の削減目標を掲げている。
地球温暖化対策においては、各国の事情もあるところから、すべての国の合意点を模索する難しさはあるが、避けては通れない喫緊の課題なのである。
表 各国の温室効果ガス削減目標(注)
出所 全国地球温暖化防止活動推進センターの資料をもとに作成、http://www.jccca.org/trend_world/conference_report/cop21/