ソラコムのSPS認定済パートナーは74社へ
ここで、ソラコムのパートナー制度を紹介しておこう。
ソラコムは、「SORACOM」を推進するため、パートナー・プログラムとしてSPS(SORACOM Partner Space、SORACOMパートナースペース)を推進している。このSPSを利用して、IoTシステムを導入しようとしているユーザーは、各種の相談や依頼をすることによって、スムーズにIoTシステムを構築することが可能となる。
SPSは、表4に示す4つのカテゴリーに分けられており、現在パートナーの申請数は350社を超えているが、ソラコムが実際に認定したSPS認定済パートナーは、表4に示す74社となっている(2017年7月4日現在)。
表4 SPS(SORACOM Partner Space):認定済パートナー(2017年7月5日現在)
出所 ソラコム「SORACOM Conference “Discovery」、2017年7月5日などをもとに編集部作成
LoRaWANからSigfox、ソニーのLPWAへも
さらにソラコムは、2017年2月からのSORACOM Air for LoRaWANの提供に続いて、Sigfox、ソニーのLPWAなどにも対応すると発表し、世界でも初めてのIoT時代のマルチLPWA通信事業者として、そのビジネスを拡大している。
(1)2017年2月:「SORACOM Air for LoRaWAN」(SORACOMをLoRa-WANに対応させるサービス)を発表注8、
(2)2017年7月5日:「SORACOM Air for Sigfox」〔SORACOMへ、KCCS注9が提供している「Sigfox」を対応させるサービス〕を発表(図3)、
図3 SORACOM(IoT通信プラットフォーム)にSigfoxを対応させた構成例
出所 ソラコム「SORACOM Conference “Discovery」、2017年7月5日
(3)2017年7月5日:「ソニーのLPWA」(詳細は本誌2017年7月号参照)に「SORACOM」を連携させ、2017年7月からIoT広域通信ネットワークの実証実験を開始注10。
図3は、「SORACOM」をSigfoxに対応させたイメージである。参考までに、図3には前出の表2に示したSORACOMのサービス「SORAKOM Funnel」「SORA-COM Inventry」「SORACOM Junction」が適用される場所も示している。