[クローズアップ]

パリ協定やSDGsの実現を加速する新枠組み「再エネ100宣言 RE Action」がスタート

― 10GWh未満の中小規模の28団体とアンバサダー6団体が参加 ―
2019/11/01
(金)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

RE Action発足時の参加団体を発表

〔1〕参加28団体とアンバサダー6団体

 2019年10月9日現在、表4に示すように、RE Actionへの参加団体として、中小事業者や自治体、教育・医療機関などの28団体(総従業員数は約2.2万人、総消費電力は約310GWh/年)が発表された。

表4 再エネ100宣言 RE Action 参加28団体の一覧(2019年10月9日現在、五十音順)

表4 再エネ100宣言 RE Action 参加28団体の一覧(2019年10月9日現在、五十音順)

出所 https://saiene.jp/wp-content/uploads/2019/10/member_list-2019ver3.pdf

 さらに、表5に示すように、RE Actionの応援者となるアンバサダーとして、中央省庁や都道府県庁、政令指定都市の自治体など6団体が発表された。

表5 再エネ100宣言 RE Action アンバサダー6団体(2019年10月9日現在)

表5 再エネ100宣言 RE Action アンバサダー6団体(2019年10月9日現在)

出所 https://saiene.jp/wp content/uploads/2019/10/member_list 2019ver3.pdf

〔2〕日本初の再エネ100%を実現した千葉商科大学

 RE Actionへの参加団体である千葉商科大学(千葉県市川市。学生数6,000名)は、100%自然エネルギーを掲げた日本初の大学である。最近では「SDGs行動憲章」を2019年9月に発表するなど、先進的な取り組みを積極的に展開し注目されている。

 RE Action発足発表会に参加した、同大学の国際教養学部 学部長の宮崎 緑 教授は、「2019年1月に、太陽光による発電量が消費電力量を上回り101%を達成し、RE100大学となりました。さらに同年8月には、その発電量は109.4%に達しました注5。2020年度中には、“発電量”と“ガス等も含めた消費エネルギー量”を同量にする、自然エネルギー100%大学を目指します」という画期的な目標を示した。

 さらに宮崎氏は、「自然エネルギーは、創る、消費するだけではなく、再エネを購入する仕組みが重要です。この仕組みについては、みんな電力注6さんのご協力をいただいています」と述べ、「今後、日照時間の豊富なハワイ大学など、世界の大学ネットワークとも協力して、私たちの知見を世界に発信していきます。このような活動を通して、社会全体で自然エネルギーを活用する仕組みを普及していきたい」とアピールした。


▼ 注5
千葉商科大学の太陽光発電設備:
12018年にメガソーラー野田発電所のパネルを増設し、太陽光パネル総計1万1,642枚、総パネル容量を約2.88MWとした。
22019年は市川キャンパスのパネルを増設し、総計1,430枚、総パネル容量を約460kWとした。

▼ 注6
みんな電力「中小企業の『再エネ 100 宣言 RE Action』参加をブロックチェーンで支援」、2019年10月10日

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