NEDOは、2021年8月26日、「2050年カーボンニュートラル」の実現を目指して、脱炭素実現に必要な2次エネルギーとして期待される「水素に関する11テーマの実証研究事業」に着手すると発表した。
NEDOは、2021年8月26日、「2050年カーボンニュートラル」の実現を目指して、脱炭素実現に必要な2次エネルギーとして期待される「水素に関する11テーマの実証研究事業」に着手すると発表した注1。この事業は、総額2兆円のグリーンイノベーション基金事業の一環として実施されるもので、今回がその第1号案件となる(表)。
表 水素に関する11テーマの実証研究事業の内容
出所 NEDOの発表資料をもとに編集部で作成
この実証研究事業を通じて、商用水素サプライチェーンの構築を見通す技術の確立を目指すほか、余剰再エネ電力を水素に変えて、熱需要の脱炭素化や基礎化学品の製造などで活用する「Power to X」注2の実現を目指す。
さらに、水素の需給創出による好循環を構築し、自立的な水素の普及拡大や社会実装を促進する注3。
注1 https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101471.html
注2 Power to X:再エネ由来の電力(Power)で水を電気分解し、製造された水素を化石燃料や原料など(X)の代替のために活用する技術
注3 実施予定先一覧および事業概要資料は下記を参照。
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