ユビキタス・コンピューティング国際シンポジウムとして
これまでのTRONSHOW は、ユビキタス・コンピューティングとT-Engineが、良くも悪くも混然とした状態でしたが、今回からユビキタス・コンピューティングの研究成果を披露する「ユビキタス・コンピューティング国際シンポジウム」と、T-Engineを中心に紹介する「次世代リアルタイムシステム技術展」に分けられました。
展示会場は、従来どおり同じフロアであるものの、受付側から見て左が次世代リアルタイムシステム技術展(赤色のイメージカラー)、右が次世代ユビキタス・コンピューティング国際シンポジウム(黄色のイメージカラー)に区別されました。
TRONSHOWが、自動認識総合展やIC CARD WORLDなど他の同種展示会と異なる点の1つとして、実用化レベルの違いを挙げることができます。後の2つが製品や製品に近い試作品が展示の中心になっているのに対し、TRONSHOWでは実証実験レベルの展示が多い傾向があります。しかし、実用化レベルの違いを優劣の尺度で比較するべきではないでしょう。
このほか、TRONSHOWと前後して、コンピュータによるハンディキャップサポート(障害者だけでなく、海外からの旅行者なども含む)を考える「TRONイネーブルウェアシンポジウム」(略称:TEPS2007)も開催されました。なお、TEPSでもRFIDを活用した試作品などが扱われることがあります。
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