JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)が発行するSuicaは、第11回、第12回で取り上げたEdyと同様に、2001年にサービスをスタートし、今年で6年が経過しました。2007年4月10日の発表によれば、4月9日時点で発行枚数は2,003万枚となりました。また、モバイルSuicaは2007年5月24日(サービス開始から482日目)で会員数50万人となりました。2004年3月22日から始まったショッピングサービスも、2005年度から急速に利用が増え始め、PASMOのサービス開始と相互利用が始まった2007年3月18日から、さらに利用が加速し、5日後の3月23日には、1日の電子マネー利用件数が50万件を突破しました。
2005年 Suicaによるショッピングサービス本格拡大、駅から街へ
1月19日
9月以降、Suicaを利用できるファミリーマートを本格的に拡大し、2005年度中にSuicaエリアのファミリーマート1,000店舗規模に導入する予定であることが発表されました。先行してSuicaを導入しているファミリーマートのうち、Suicaの利用が多い店舗では、5%を超える利用者がSuicaによる決済を行っているとのことです。
2月7日
首都圏Suicaエリアの自動改札機でのSuica利用率が45%を超えているなどの状況を踏まえ、Suica専用通路(Suicaの利用者だけが通ることのできる自動改札機)を順次拡大するとの発表がありました。
2月8日
リニューアル3周年を迎える上野駅にSuicaを利用した新しいサービスを展開するとの発表がありました。Suicaを利用した新たに展開されるサービスとして、次のサービスが挙げられています。
・Suica対応飲料自販機(Suicaで決済ができる飲料の自動販売機)
・Suica対応コインロッカー(Suicaを鍵として利用するほか、Suicaでの決済ができるコインロッカー)
・Suica対応食券販売機(Suicaで決済ができる食券の自動販売機)
・Suicaで決済できるキヨスク
・駅ビル「アトレ上野」をはじめとして、駅構内のほとんどの店舗でSuicaによる決済に対応
・Suicaをタッチするとあらかじめ登録しておいた携帯電話のメールアドレスに情報が発信される新しい交通広告ポスターの試行
なお、Suicaで決済できるキヨスクの本導入にあわせて、9店舗で行っていた「Suicaによるショッピングサービス」の試験は終了し、いずれも本導入に移行することになりました。
2月22日
「おサイフケータイ」にSuicaを搭載する「モバイルSuica」のサービスを2006年1月からスタートするとの発表がありました。また、サービス提供開始に先駆けて2005年3月から自動改札機の入出場やショッピングサービスの本格的なフィールドテストを開始するとのことです。
3月9日
音楽・映像ソフト販売最大手の「新星堂」(3月23日開始)、ドラッグストアー最大手の「マツモトキヨシ」(3月28日開始)、喫茶チェーン最大手の「ドトールコーヒーショップ」(3月30日開始)、レストランチェーンのサンマルクが運営する「サンマルクカフェ」(4月10日開始)のそれぞれの一部店舗でSuicaによる決済に対応するとの発表がありました。
4月6日
ビュー・スイカに定期券機能が付いた「ビュー・スイカ定期券」を2006年1月から発行するとの発表がありました。
5月10日
上野駅で始めたSuicaを活用した各種サービスの展開を、東京駅、品川駅、池袋駅、さらには山手線内の全駅36駅に拡大するとの発表がありました。具体的には、駅構内店舗全店へのSuica導入、Suica対応飲料自販機の設置、Suica対応ロッカーの設置、Suica対応食券券売機の設置が挙げられています。
6月7日
首都圏を中心に展開しているファミリーレストランの「ジョナサン」で、6月15日から順次Suicaへの対応を行うとの発表がありました。ジョナサンは、発表日現在で392店舗を展開しており、このうち3店舗で先行して対応を行います。また、「アパホテル」では、7月1日からSuicaの利用可能エリア内にある8カ所すべてでSuicaへの対応を行います。
7月11日
JR東日本とKDDIは、モバイルSuicaの普及と利用促進に向けて提携し、ユーザーフレンドリーなサービスの実現を目指していくことにしたとの発表がありました。具体的には、2005年9月に開始が予定されているKDDIの「EZ FeliCa」サービスによりモバイルSuicaを実現し、モバイルSuicaのサービス開始時(2006年1月の予定)には、EZ FeliCa対応携帯電話でも利用できるようにするというものです。また、これにあたって、2005年秋からモバイルSuicaの提供に必要なフィールドテストを実施するとのことです。
7月25日
8月1日から日本テレビの運営する「日テレPLAZA」内の2店舗「日テレ屋」と「アンパンマンテラス」でSuicaによる決済できるようになるとの発表がありました。汐留地区では、初めてのSuica導入です。
7月28日
JR東日本、NTTドコモ、NTTデータの3社は、Suica電子マネーの普及促進を目的とした共同事業の実現に向けて、協議・検討することに合意したとの発表がありました。そして、この共同事業を運営するため、2005年8月に施行が予定されているLLP(有限責任事業組合)法を活用して組合設立を目指します。
JR東日本とNTTドコモは、おサイフケータイを利用した新クレジットブランド(のちのiD)とSuica電子マネーとの共通インフラ構築に向けた検討について、共同で行うことに合意したとの発表がありました。具体的には、共用読み取り端末(リーダー/ライター)の仕様策定と開発、共用読み取り端末と各決済システムを接続する共通利用センター(仮称)の構築と運営の検討です。この共同事業により、導入企業や導入店舗は設置スペースの削減と端末導入コストの軽減、利用者は決済方法を選べることによる利便性の向上、JR東日本とNTTドコモにとっては、それぞれのサービスを提供するための環境が早期に整備されることで、普及促進や利用促進につながるというメリットがあります。JR東日本と日本最大のグルメ情報サイトを運営する株式会社ぐるなびが業務提携することで合意したとの発表がありました。Suica電子マネーを利用できる店舗の募集・拡大を行うことで、Suica電子マネーの普及・利用促進と、ぐるなびの飲食店検索サイトの充実を図ります。
9月6日
9月15日に市川駅周辺のデイリーヤマザキ4店舗で、Suicaによる決済に対応するとの発表がありました。今後、デイリーヤマザキでのSuica導入拡大を検討するとのことです。
9月28日からさいたま市周辺のENEOSのサービスステーション14店舗で、Suicaによる決済に対応するとの発表がありました。また、今後、関東地区1都6県の約2,700カ所のサービスステーションへの展開も検討するとのことです。なお、サービスステーションでのSuicaの導入は、これが全国初となります。
10月4日
Suica利用可能エリア内のビックカメラ全17店舗で、Suicaによる決済に対応するとの発表がありました。また、2006年3月から、ビックカメラの「ビックポイントカード」とビュー・スイカカードを1枚にした提携カードを発行するとのことです。
10月26日から山手線内の全店舗、京浜東北線、中央線・総武線沿線のジョナサン80店舗で、Suicaによる決済に対応するとの発表がありました。レストランチェーンでのSuicaの本格的拡大は、これが初めてです。
日立製作所が開発したセキュリティマンションシステムで、Suicaを鍵として利用するとの発表がありました。このシステムは、株式会社ジェイアール東日本都市開発が分譲する「びゅうパルク湘南本鵠沼」(神奈川県藤沢市)に日本で最初に導入され、10月下旬から分譲が始まります。Suicaによる個人認証で、集合玄関の入館管理、住戸玄関扉と共用部扉の電気錠制御、宅配ロッカーの荷物受け取りなどが行えます。また、携帯電話を活用することで、住戸玄関扉の電気錠制御、エアコン・給湯器・床暖房の電源操作、ホームセキュリティセットのセットと異常通知、来訪者通知、帰宅通知、宅配ロッカーの着荷情報通知が行えます。
11月2日
11月4日から駐車場最大手のパーク24株式会社が運営する時間貸駐車場「タイムズ」の「タイムズステーション川崎」でSuicaによる精算が可能になるとの発表がありました。Suicaによる駐車場の精算は、これが最初で、今後タイムズでのSuica対応を進めるとのことです。
Suicaと社員証が一体になった「社員証Suica」約3,000枚を三菱電機株式会社に提供するとの発表がありました。三菱電機株式会社の本社移転に伴い、移転先となる東京ビルディングの入退館管理システムに対応した機能を備えた社員証Suicaを導入するものです。社員証Suicaは、社員証、乗車券、電子マネーとしての機能を備えるほか、個人用に顔写真を印刷した社員証のデザインの初のケースとなります。
11月8日
11月下旬から順次、ローソンの10店舗で、Suica電子マネーの試験導入を開始するとの発表がありました。試験導入の結果を踏まえ、ローソンでのSuica導入拡大を検討するとのことです。
11月9日
JR東日本と株式会社セガは、ゲーム機器向けSuica電子マネー決済端末の共同開発、JR東日本の関連施設を対象としたSuica電子マネー対応ゲーム機器の導入、セガのアミューズメント施設のSuica電子マネーの対応を共同で検討することを発表しました。これに伴い、GALA湯沢スキー場内にSuica電子マネー対応のゲーム機器5台を試験導入するとのことです。
11月14日
2006年1月28日にモバイルSuicaのサービスを開始するとの発表がありました。モバイルSuicaを利用するには、利用者本人名義のビューカードが必要ですが、Suicaと同等の機能のほか、券売機などを利用することなく、チャージ、Suica定期券とSuicaグリーン券の購入ができるというメリットがあります。
11月28日
12月1日からNEWDAYSの289店舗でSuicaのチャージが可能になるとの発表がありました。チャージが可能な店舗には、その旨のステッカーが貼られます。
12月7日
2006年秋をめどにSuicaエリア内のスリーエフ全店(11月末で643店舗)でSuica電子マネーへの対応を行うとの発表がありました。
ロイヤルホストの5店舗(12月14日開始)、芝浦工学大学生協(2006年4月1日開始)でSuica電子マネーへの対応を行うとの発表がありました。今後、大学生協東京事業連合に加盟する大学生協店舗のSuica電子マネーの導入を順次拡大するほか、JR東日本の営業エリアにあるロイヤルホスト全店へのSuica電子マネーの導入を検討するとのことです。
12月13日
JR東日本とイオン株式会社は、包括的な提携について合意したとの発表がありました。具体的な内容は、次のとおりです。
・2007年1月をめどに、JR東日本エリア内のイオングループ店舗にSuica電子マネーを導入する。
・JR東日本エリア外のイオングループ店舗へのSuica電子マネーの導入は、別途両社で検討し、進める。
・2007年1月をめどに、「イオンカード」と「ビュー・スイカ」カードの一体型提携カードを発行する。
・広範な提携を検討する。
12月21日
2007年3月にSuicaとPASMOが「IC乗車券の相互利用サービス」を開始することが発表されました。この相互利用サービスにより、SuicaかPASMOが1枚あれば、JR東日本、東京モノレール、りんかい線、PASMOの利用可能エリアで乗り降りできるようになります。また、こども用SFカード、記名式SFカード、オートチャージサービスなど相互利用サービスにあわせて新たなサービスが開始されます。さらに、SuicaとPASMOの電子マネーについても相互利用サービスが提供されます。
2006年 ケータイで電車に乗れてチャージできる、モバイルSuicaサービス開始
1月28日
モバイルSuicaサービスが開始されました。
2月28日
3月15日からビックカメラSuicaカードの募集を開始するとの発表がありました。ビックカメラで貯めたビックポイントをSuicaに移行(チャージ)できます。
3月14日
JR東日本とみずほ銀行は、みずほSuicaカードの募集を3月15日から開始するとの発表を行いました。みずほSuicaカードは、キャッシュカード、クレジットカード、そしてSuicaとして乗車や電子マネーの利用が可能です。ビューカードとしての基本サービスが利用できるほか、カードの利用で貯まったビューサンクスポイントをみずほマイレージクラブのマイレージに交換すること、みずほマイレージクラブのマイレージをSuicaにチャージすることが可能です。なお、金融機関のポイントサービスからSuicaにチャージする機能は、これが初めてとなります。
3月30日
JR東日本とJCB、UCカードが、Suica加盟店の開拓に関する業務提携について合意したとの発表がありました。これによりJCBとUCカードが開拓するSuica加盟店には、クレジットカードとSuica電子マネーの両方を取り扱うことができる共用端末が提供され、設置スペースの削減やオペレーションの効率化が図られます。
4月3日
Suica電子マネーとNTTドコモが提供するおサイフケータイを利用したクレジット「iD」の共通インフラの運用を、2007年1月をめどに開始することで合意したとの発表がありました。また、利用者の利便性をさらに向上させるため、Suica電子マネーやiD以外のFeliCaを利用した決済サービスとの連携を深め、複数の決済サービスをスムーズに提供するため、事業体の設立も検討するとのことです。
4月11日
JR東日本と国際自動車株式会社、日本交通株式会社は、タクシーへSuica電子マネーを導入することにしたとの発表を行いました。2007年のサービス開始を目標にし、その後6,000台規模への展開へ向けて検討を進めるとのことです。
4月13日
4月21日からドラッグストアー「セイジョー」の9店舗でSuica電子マネーへの対応を開始するとの発表がありました。
JR東日本と株式会社ポケモンは、Suicaと「ポケモン」(ポケットモンスター)に関して、両者を活用した子供向けの「新しい遊び」や「ライフスタイル」の提案に向けて提携することに合意したと発表しました。具体的には、ポケモン関連商品の専門ショップである「ポケモンセンター」へのSuica電子マネーの導入、Suicaとポケモンを相互に活用したプロモーションの展開、ポケモンオリジナルSuicaカードの発行などが挙げられています。
5月9日
2006年秋をめどに、ビックカメラ天神1号館・2号館(福岡県福岡市)でSuica電子マネーの取り扱いを開始するとの発表がありました。ビックカメラSuicaカードの店頭募集を同店で行うほか、ビューカードによるSuicaへのチャージを行えるJR東日本のATM「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)を店舗内に設置するとのことです。JR東日本のエリア外での取り扱いは初めてのケースとなります。
5月22日
JR東日本とYahoo JAPANが包括的業務提携を行うことに合意したとの発表がありました。提携の具体的な内容としては、Yahoo! JAPAN上でのモバイルSuicaによる決済サービス、「ビュー・スイカ」カードと「Yahoo! JAPAN」カードの提携、ポイント変換サービスなどが挙げられています。
5月25日
6月2日から成田空港の第1ターミナル内の店舗でSuica電子マネーが利用できるようになるとの発表がありました。第1ターミナル内は115店舗で、6月2日以降には第2ターミナルの72店舗にも拡大する予定とのことです。
6月6日
JR東日本と病院やオフィスビルなどの施設内に特化した売店受託事業を展開しているシダックスアイ株式会社が提携し、施設内売店へSuica電子マネーを導入するとの発表がありました。5月10日には、かえつ有明中・高等学校(東京都江東区)の売店「Ciao」で、5月27日には、日本医科大学武蔵小杉病院(神奈川県川崎市)の売店でSuica電子マネーの取り扱いを開始しています。このほか、都立大塚病院(東京都豊島区)、バンザイビル(東京都港区)、浦和テクノシティービル(埼玉県さいたま市)、済生会川口総合病院(埼玉県川口市)、新宿NSビル(東京都新宿区)などの売店にSuica電子マネーを導入することが予定されています。
6月15日
JR東日本の駅ビル「ルミネ」、「アトレ」、「エスパル」の全館でSuica電子マネーが利用できるようになるとの発表がありました。2006年2月にはエスパル、2006年6月にはアトレでの導入が完了していて、10月初旬までにはルミネ全館への導入を完了するとのことです。
6月29日
7月5日から「いなげや」の2店舗でSuica電子マネーが利用できるようになるとの発表がありました。
7月4日
10月1日から「ビュー・スイカ」カードのオートチャージサービスを開始するとの発表がありました。これは、ビュー・スイカの残額が一定金額以下の状態で自動改札から入場すると自動的に入金(チャージ)されるサービスで、入金するかどうかを判定する金額と入金する金額は、1,000円以上10,000円以下の範囲で、1,000円単位で利用者が設定できます。なお、オートチャージを利用するには、自動改札機がオートチャージに対応している必要があります。
7月7日
JR東日本と三井住友カードがSuica加盟店の開拓に関する業務提携について合意したとの発表がありました。三井住友カードでは、2006年7月中をめどにSuica加盟店の募集を開始し、将来的にはJR東日本とNTTドコモが開発を進めているSuica電子マネーとiDの共用読み取り端末の設置を予定しています。
7月13日
10月からクレジットカードを指定しなくても利用できる「EASYモバイルSuica会員」とモバイルバンキングでモバイルSuicaにチャージできる「銀行チャージ」を始めることが発表されました。
7月25日
7月31日からSuicaと駅ポスターを連動させた新しい交通媒体「SuiPo」(スイポ)が新宿駅と東京駅に設置するとの発表がありました。SuiPoには、常設タイプの「SuiPo」と移動タイプの「SuiPo mini」があり、いずれもポスターの横にあるSuicaリーダーにSuicaやモバイルSuicaをタッチすると、ポスターに掲載されている商品やサービスなどについての情報があらかじめ登録しておいた携帯電話にメールで配信されるというものです。
7月27日
JR東日本とNTTドコモがSuica電子マネーとiDの共通インフラを運営する有限責任事業組合を設立するとの発表がありました。JR東日本とNTTドコモが、それぞれ2億円ずつ出資し、2006年10月をめどに設立するとのことです。
9月5日
モバイルSuicaの新たなサービスが発表されました。サービスの概要は次のとおりです。
・ビューカード以外のクレジットカードを指定してのモバイルSuicaの会員登録(10月1日から)。
・利用可能な定期券の拡大(10月1日から)
・モバイルSuicaの電子マネーを使ったネットショッピングの決済(10月21日から)。
・銀行チャージの開始(10月21日から)。
・EASYモバイルSuicaの開始(10月21日から)。
・ボーダフォンの携帯電話によるモバイルSuicaの利用(12月2日から)。
9月7日
株式会社ららぽーとが運営を行う「ラゾーナ川崎プラザ」、「アーバンドック ららぽーと豊洲」、「ららぽーと柏の葉」、「ららぽーと横浜」にNTTデータが構築する「マルチ決済システム」を導入することが発表されました。このマルチ決済システムを利用すると、Suica電子マネーとiDのいずれでも決済が可能となります。この導入にあたっては、費用の一部をJR東日本、NTTドコモ、NTTデータが組織している「Suica普及有限責任事業組合」から提供を受ける予定です。また、これは、同組合からの資金提供の第1号案件となります。
9月27日
JR東日本、NTTドコモ、JCB、ビットワレットの4社は、JR東日本とNTTドコモが開発を進めている共通インフラ(共用リーダー/ライターと共通利用センター)をJCBとビットワレットが利用することで合意したとの発表がありました。この合意により、2007年1月をめどに運用を開始するSuicaとiDの共通インフラがQUICPayとEdyにも対応することになり、合計4種類の決済サービスを1台の共用リーダー/ライターで提供することが可能になります。
11月7日
Suica電子マネーの利用金額や利用回数に応じて加盟店独自のポイントや加盟店共通の「Suicaポイント」が貯まる新たなサービスを2007年6月から提供するとの発表がありました。
12月21日
オートチャージサービスの設定者数が10万人を突破したとの発表がありました。
2007年 首都圏私鉄や地下鉄とのIC乗車券の相互利用開始
1月24日
2月1日からイオンの89店舗を皮切りに、Suica電子マネーが利用可能になるのにあわせて、「イオンSuicaカード」の会員募集を開始するとの発表がありました。イオンSuicaカード1枚で、クレジットカードであるイオンカードとSuicaの乗車券、電子マネーが利用できます。
イオンの89店舗にJR東日本とNTTドコモが開発した共通インフラを全国で初めて導入し、Suica電子マネーとiDの利用を可能にするとの発表がありました。
2月7日
JR東日本と三菱東京UFJ銀行は共同で一体型提携カード『スーパーICカードSuica「三菱東京UFJ-VISA」』の会員募集と発行を2月13日から開始すると発表しました。スーパーICカードSuicaは、キャッシュカード、クレジットカード、Suicaが1枚にまとめられ、ポイントからSuicaチャージへの移行などが可能です。
2月28日
Suicaシステム全体を24時間体制で監視し、システム障害発生時の復旧対応の拠点となる組織として「Suicaシステム管制室」を3月1日から設置するとの発表を行いました。3月18日から始まる「首都圏ICカード総合利用サービス」などにより利用範囲が飛躍的に拡大し、その結果、障害発生時には大きな影響が発生する可能性があることから、障害時の対応を速やかに行うという意図に基づくものです。
3月7日
3月29日以降、日本交通と国際自動車のタクシー約200台へSuica電子マネーを導入するとの発表がありました。
4月3日から「Yahoo! ショッピング」で「モバイルSuicaネット決済サービス」を開始するとの発表がありました。
3月16日
3月18日からソフマップ6店舗でSuica電子マネーによる決済に対応するとの発表がありました。
3月18日
Suica・PASMO相互利用が始まりました。
3月23日
3月21日にPASMOの発売枚数が100万枚を突破したこと、3月20日にSuicaとPASMOの合計した発行数が2,000万枚を突破したことが発表されました。ちなみに、Suicaが100万枚を突破したのは、サービス開始から19日でしたが、PASMOはわずか4日で達成したことになります。
3月27日
4月1日から横浜市のスポーツセンター17施設においてSuica電子マネーが利用できるようになるとの発表がありました。
首都圏交通系ICカードの電子マネー利用件数が1日あたり、50万件を突破したとの発表がありました。
4月4日
2008年春に6線区31駅、2009年春以降に13線区115駅までSuicaの利用エリアを広げるとの発表がありました。
4月9日
6月からSuica電子マネーを利用できるファミリーマートを首都圏全域(約2,600店舗)拡大するとの発表がありました。発表時点で、約1,000店舗のファミリーマートでSuica電子マネーを利用でき、利用者から好評を受け、Suica電子マネーの利用率も上がっているとのことです。
4月10日
発表前日の4月9日に、Suicaの発行枚数が2,000万枚を突破したとの発表がありました。最初の1,000万枚を突破するのに1,074日かかりましたが、1,000万枚の突破から2,000万枚突破までは895日しかかからなかったことになります。PASMOがサービスを開始したことによりSuicaの発行枚数が少なくなるのではないかという予想もありましたが、現時点では、影響は認められません。
発表日現在、Suicaを利用可能な駅は、首都圏が1,739駅(PASMOエリアを含む)、仙台エリアが71駅、新潟エリアが36駅、近畿エリアが281駅となっています。また、Suica電子マネーを利用できる店舗は約12,700店舗、Suica電子マネーを利用できる端末は約22,150台、Suica電子マネーを利用できるWebサイトは約7,000サイトとなっています。
5月8日
6月1日から首都圏にある「紳士服のコナカ」50店舗がSuica電子マネーによる決済に対応するとの発表がありました。
6月から紀伊國屋書店 新宿本店と新宿南店がSuica電子マネーによる決済に対応するとの発表がありました。紳士服のコナカと紀伊國屋のいずれもが、6月から開始される「Suicaポイント」にも参画することが決まっています。※「Suicaポイント」については、以降の回で詳しく取り上げる予定です。
5月16日
JR東日本、JR東海、JR西日本は、IC乗車券の連携による新たなサービスを2008年3月から提供することに合意したとの発表がありました。SuicaとICOCAの相互利用が、JR東海が発行するTOICAでも可能になります。また、東海道新幹線の「エクスプレス予約ICサービス」の導入により、新幹線と在来線相互間の移動がシームレスになります。さらに、モバイルSuicaでJR東日本の新幹線をチケットレスで乗車することも可能になります。
5月25日
発表日の前日5月24日に、モバイルSuicaの会員数が50万人を突破したとの発表がありました。ビューカード以外でも会員登録できるようになってからは、順調に会員数を増やしています。
5月28日
SuicaとICOCAの電子マネーの相互利用について2008年3月をめどに開始するとの発表がありました。
6月7日
「洋服の青山」でSuica電子マネーによる決済に対応するとの発表がありました。6月30日からSuicaの導入を開始し、10月1日までに首都圏の約180店舗に導入する予定です。
7月3日
国立西洋美術館で、入場券の購入やミュージアムショップ、カフェの支払いにSuica電子マネーを利用できるようになりました。
Suica加盟店の開拓に関する業務提携を行っているUCカードが、今回の導入を進めました。また、今回のSuica電子マネー導入は、独立行政法人、美術館・博物館として初めての例となります。
7月9日
関東1都6県のミニストップ(約900店舗)で、7月からSuica電子マネーが利用可能になったとの発表がありました。2007年6月現在で1,691店舗を展開しているうちの半分以上の店舗がSuica電子マネーの導入を済ませたことになります。また、今回のミニストップでの導入により、ジャスコ、マックスバリュ、ミニストップなどを擁するイオングループの店舗とイオングループが運営する商業施設のテナントを合計した約5,600店舗がSuica電子マネーの導入を済ませたことになります。
※ サービスや駅などの名称は、それぞれ発表当時のものです。