とで始まるスマートグリッド用語

契約電力が50kW以上の需要家に対して、一般電気事業者（東京電力電等10社）がもつ電線路を通じて電力供給を行う事業者。いわゆる小売自由化部門への新規参入者のこと。PPS（Powor Producer and Supplier、特定規模電気事業者）とも呼ばれる。該当する事業者としては、事業開始がもっとも古いダイヤモンドパワーの他、NTTグループのエネットなどが有名。また、最近では日産自動車が2011年の4月1日に登録している。2012年1月5日現在で49社の登録がある（経産省資源エネルギー庁調査）。
〔http://www.enecho.meti.go.jp/denkihp/genjo/pps/pps_list.html〕

特定の限定された地域に対して、自営の発電設備や電線路を利用して電力供給を行う事業者。
これに該当する事業者としては、次のとおり。
（1）諏訪エネルギーサービス
（2）東日本旅客鉄道
（3）六本木エネルギーサービス
（4）住友共同電力
（5）JFEスチール
などがある。

トリレンマ問題とは、例えば、地球温暖化問題がその典型的な例として挙げられるように、
（1）経済発展に伴って、（2）資源・エネルギーの確保が必要となり、（3）環境保全が求められる
という3つの事柄が、相互に複雑に関係し合う状態を指している〔2つの場合はジレンマ（Dilemma）と言う〕。トリレンマ問題の解決に向けて、例えば電力・エネルギー分野では、ICT（情報通信技術）を用いた電力・エネルギーの制御等を行う次世代電力網「スマートグリッド」への期待が高まっている。なお、トリレンマ問題は、経済成長「Economy」、エネルギー安全保障「Energy Security」、環境「Environmental conservation」の頭文字から「3E」問題とも呼ばれ、その調和的な解決に向けて、技術・制度・政策の面から国際的に取り組まれている。