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損害保険ジャパン日本興亜、後付可能なドライブレコーダーを活用した安全運転支援サービスを発表

2017/02/14
(火)
SmartGridニューズレター編集部

損害保険ジャパン日本興亜は、ドライブレコーダーのセンサーデータを活用した個人向け安全運転支援サービスを発表した。

損害保険ジャパン日本興亜は2017年2月13日、ドライブレコーダーのセンサーデータを活用した個人向け安全運転支援サービス「DRIVING!~クルマのある暮らし~」を発表した。同社の自動車保険加入者を対象としたサービスで、追加料金無しで提供する。

公益財団法人交通事故総合分析センターの調べによると、2025年には自動車運転免許証保持者のおよそ半分が60歳以上になるという。現在でも日本社会の高齢化に合わせるように、自動車運転者の高齢化は進んでおり、高齢運転者による事故が毎週のように起こっている。

損害保険ジャパン日本興亜は、今回発表した「DRIVING!~クルマのある暮らし~」を、運転者の高齢化が進む現状に対応し、事故件数を減らし、保険金の発生を少しでも減らすことを目的に提供するとしている。

このサービスを利用するには、自動車のフロントガラス中央上部に、損害保険ジャパン日本興亜が提供するドライブレコーダーを取り付ければ良い。このドライブレコーダーは東芝クライアントソリューションが開発製造し、損害保険ジャパン日本興亜に供給している。

図 「DRIVING!~クルマのある暮らし~」では、このドライブレコーダーのセンサーデータを利用する

図 「DRIVING!~クルマのある暮らし~」では、このドライブレコーダーのセンサーデータを利用する

出所 損害保険ジャパン日本興亜

ドライブレコーダーは、前方を写すカメラと、加速度センサーに加えて無線通信機能を備えている。カメラは走行中に前方を走る車両を捉え、自車との間隔を検知し、近づきすぎて衝突しそうになると警告を出す。また、事故発生時など非常事態が発生したときは事前に設定しておいたメールアドレスにメールを出す機能を持っている。家族や職場に事故発生後即座に自動的に連絡することで、事故の事後処理を早期に始めることができる。

また、ドライブレコーダーは内蔵の加速度センサーで急加速、急ブレーキ、急なハンドル操作など、事故につながりかねない運転者の行動を検知しており、そのデータをクラウドのサーバーに送信する。サーバーは蓄積したデータを分析し、運転者の運転傾向を診断し、「インフォグラフィック」というグラフやイラストを効果的に使ったレポートを定期的に作成し、運転者に送付する。総合評価のほか、アクセル操作、ハンドル操作など個々の操作の評価も提示する。前月の評価も記してあるので、改善、後退が一目で分かるようになっている。

図 運転状態を分析して発行する「インフォグラフィック」

図 運転状態を分析して発行する「インフォグラフィック」

出所 損害保険ジャパン日本興亜

さらに、5月からは会員限定のWebサイトを開設する。ここでは、運転に関する視覚能力をチェックしたり、交通標識の意味を再確認するトレーニングができる。パソコンのWebブラウザからアクセスして利用する。

損害保険ジャパン日本興亜は、3月からこのサービスの利用受付を始める。ただし、先着5000名に限定する。4月にはサービス提供を始めるが、9月末に一旦終了する。秋以降にサービスを一新して提供を再開する予定だ。


■リンク
損害保険ジャパン日本興亜
東芝クライアントソリューション

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