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北陸電力が風力発電の指定電気事業者に、近日中に無制限無補償の出力制限が接続の条件に

2017/09/21
(木)
SmartGridニューズレター編集部

北陸電力は、経済産業大臣から固定価格買取制度における風力発電設備の指定電気事業者の認定を受けたと発表した。

北陸電力は2017年9月19日、経済産業大臣から固定価格買取制度における風力発電設備の指定電気事業者の認定を受けたと発表した。今後接続可能量に到達したら、無制限、無保証の出力制御に同意することが、風力発電設備を北陸電力の電力系統に接続する条件となる。

風力発電設備の接続量が接続可能量に到達するのは北海道電力、東北電力、中国電力、九州電力に続いて5社目。北陸電力によると、2017年8月末時点の風力発電設備接続量と申込量の合計は37万kW。この時点では北陸電力の風力発電設備の接続可能量である59万kWを大きく下回っている。しかし、「接続検討申込」の状況を見ると、接続申込が増えて風力発電設備の接続可能量を超過する可能性が高くなったため、指定電気事業者の認定を受けたという。

図 2017年8月末時点で北陸電力が受けている風力発電設備の接続申込の状況。「接続検討申込」の分まで合算すると、2017年6月から接続可能量を超過している

図 2017年8月末時点で北陸電力が受けている風力発電設備の接続申込の状況。「接続検討申込」の分まで合算すると、2017年6月から接続可能量を超過している

出所 北陸電力

今後、風力発電設備の接続量が北陸電力の接続可能量である59万kWを超えるまでは、年間720時間以内の出力制限が無補償となる「720時間ルール」で申込を受け付ける。59万kWを超えた後の申込は、無制限無補償の出力制御に同意することを条件として受け付ける。

また、これまで出力制限の対象外だった出力20kW未満の風力発電設備の申込にも制限がかかる。19日以降の申込は、年間720時間までの無補償の出力制御に同意することを条件に受け付ける。申込が増えて風力発電設備の接続量が北陸電力の接続可能量である59万kWを超えると、出力20kW以上の風力発電設備と同様に、無制限無補償での出力制御が接続の条件となる。

北陸電力はまた、風力発電設備の接続量が北陸電力の接続可能量を超えた後の出力制御の見通しを算出して公開している。この想定は、太陽光発電設備が接続可能量の上限である110万kW分が系統につながっており、原子力発電所が出力120万kWで再稼働するなどの条件で算出したものだ。

図 北陸電力による風力発電設備の出力制御の想定

図 北陸電力による風力発電設備の出力制御の想定

出所 北陸電力

想定によると、風力発電設備の接続量が89万kW(30万kW超過)で出力制御率が5.8%、119万kW(60万kW超過)で7.2%、149万kW(90万kW超過)で9.7%となっている。


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北陸電力

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