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アルテリア・ネットワークス、新築集合住宅を対象に美和ロックの電子ロックシステムを販売

2017/10/24
(火)
SmartGridニューズレター編集部

アルテリア・ネットワークスは、新築マンション・集合住宅を対象に、美和ロックが開発したスマートロックと、それを集中管理、制御するクラウドサービスの販売を開始すると発表した。

アルテリア・ネットワークスは2017年10月24日、新築マンション・集合住宅を対象に、美和ロックが開発したスマートロック「iEL」と、iELを集中管理、制御するクラウドサービス「wiremo」の販売を開始すると発表した。美和ロックのiELは、2006年に同社が開発し、発売したもの。それ以降新機能を加えた新製品を発売してきた。2017年には、電子ロックを制御するクラウドwiremoを開発し、iELもwiremoと連携する機能を備えるようになった。

iELは他社が発売しているような、扉の内側からサムターン(錠を開閉するつまみ)を覆うように取り付ければすぐに使えるというものではない。初めから玄関扉に組み込むことを想定しており、組み込んだ扉には不自然な突起などがなく、建築業者が「新品」として提供できる品質のものになっている。また、外部機器との連携も可能となっており、例えばiELはICカード「FeliCa」をかざすことでの開閉にも対応しているが、住民一人ひとりが持つFeliCaで、自宅の玄関だけでなく、マンション入口のオートロックも解除できるようにすることも可能になっている。

図 美和ロックのスマートロック「iEL」を組み込んだマンションの扉(左)、FeliCaでの解錠など、他メーカーのスマートロックにはない機能を提供している(右)

図 美和ロックのスマートロック「iEL」を組み込んだマンションの扉(左)、FeliCaでの解錠など、他メーカーのスマートロックにはない機能を提供している(右)

出所 美和ロック

iELとwiremoの組み合わせを利用することで、外出先からスマートフォンで鍵の状態確認と施錠する機能のほか、貸出用一時鍵としてIDを発行することもできる。一家が外出している間に、家事代行サービス業者に作業を依頼したときなどは業者にそのIDを渡すことで、事前に設定した時間の間、そのIDで玄関の鍵を開けることが可能になる。とはいえ、此のような機能はほかのメーカーのスマートロックも提供しているものだ。

iELとwiremoはさらに玄関扉が一点の時間、解錠状態にあることを検知して、閉め忘れを知らせるメールを指定のアドレスに送信する機能も提供する。メールを受信したら、宅内からスマートフォンを操作することで、施錠することも可能だ。宅内ではスマートフォンが玄関のスマートロックのリモコンのような感覚で利用できる。

アルテリア・ネットワークスは、iELを新築のマンション・集合住宅への一括導入を目指して売り込んでいく。導入時にはマンションの各住戸にインターネット回線を導入するために、共用部にネットワーク機器を設置する。各住戸には無線LANルーターを接地し、通信環境を作る。玄関の電子錠は、コードレス電話などが使う「DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)」という方式の無線通信にのみ対応するが、美和ロックはDECTと無線LANのゲートウェイとなる機器を提供しており、この機器を使うことで電子錠がインターネットにつながる。

図 アルテリア・ネットワークスが想定する、スマートロックの運用体制

図 アルテリア・ネットワークスが想定する、スマートロックの運用体制

出所 アルテリア・ネットワークス

アルテリア・ネットワークスが今後、どんどん多様化する企業や個人からの要望に応えるサービスの開発を進めるとしている。


■リンク
アルテリア・ネットワークス

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