[ニュース]

ドイツ・ニーダーザクセン州、公共鉄道に燃料電池列車導入へー2021年に運用開始

2017/11/10
(金)
SmartGridニューズレター編集部

フランスAlstomは、ニーダーザクセン州地域鉄道局に燃料電池列車「Coradia iLint」を14編成納入すると発表した。

フランスAlstomは2017年11月9日(ドイツ時間)、ニーダーザクセン州地域鉄道局(Local Transport Authority of Lower Saxony:LNVG)に燃料電池列車「Coradia iLint」を14編成納入すると発表した。2021年から運用開始の予定。Alstomは納入する14編成の燃料電池列車をニーダーザクセン州南部のザルツギッター市にある工場で製造する。

図 今回Alstomが納入する燃料電池列車「Coradia iLint」

図 今回Alstomが納入する燃料電池列車「Coradia iLint」

出所 Alstom

2021年からこの燃料電池列車が走る路線は、北海沿岸のクックスハーフェン市からブレーマーハーフェン市やブレーマーフェルデ市を経由してブクステフーデ市に至る路線。現在この路線は未電化で、ディーゼル機関車が走行している。2021年になったらいくつかのディーゼル機関車を燃料電池列車に切り替える予定だ。

図 2021年から燃料電池列車が走行する路線

図 2021年から燃料電池列車が走行する路線

出所 Local Transport Authority of Lower Saxony

この燃料電池列車は水素を燃料として走行し、最高速度は140km/h。水素を満充填した状態でおよそ1000km走行可能だという。Alstomは30年の保守契約も締結しており、運用が始まったらブレーマーフェルデ市の拠点で整備するとしている。

燃料となる水素については、ドイツのLinde Groupが供給する契約を結んでいる。Linde Groupは今回納入が決定した車両のために、世界初となる列車用水素ステーションをブレーマーフェルデ市に建設するとしている。当初は別の場所で生産した水素を運び込む形で運用するが、運用開始後しばらく経ったら、風力発電による電力で水を電気分解して、水素をステーションで生成することも検討しているという。


■リンク
Alstom
Local Transport Authority of Lower Saxony

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