イギリスAston Martinは2018年5月9日(イギリス時間)、SUV(Sports Utility Vehicle)型の高級電気自動車(EV)「Lagonda SUV」のイメージを発表し、2021年内に実車を発表する予定だと明かした。Aston Martinは2018年3月、「88th Geneva International Motor Show」(スイス・ジュネーブ)で、電気自動車(EV)のコンセプトカー「Lagonda Vision Concept」を発表し、「Lagonda」を同社の高級ゼロ・エミッション社のブランドとして展開していくとしていた(参考記事)。
図 Aston Martinが公開した「Lagonda SUV」のイメージ(手前)。奥は「Lagonda Vision Concept」のイメージ
出所 Aston Martin
Aston Martinは「Lagonda Vision Concept」を発表したときに、この車両を基にした高級EVの生産を2021年に開始すると予告していた。Lagondaブランドで初めて市場に登場する車両は、今回イメージを公開した「Lagonda SUV」となった。
4輪駆動であることを除けば、細かい仕様は明らかになっていない。ちなみにLagonda Vision Conceptは、4つのホイールそれぞれに必要なトルクを別々にかけられる予定だ。電源となる蓄電池には、全固体電池を搭載可能となっており、全固体電池を搭載すると満充電状態で400マイル(約646km)の連続走行が可能になる予定だ。また、身長2mの大人が4人乗って、全員が十分に足を伸ばせるほど広い室内空間を確保している。
Aston MartinのCEOを務めるAndy Palmer博士は「私たちはこの車両によって、20世紀に受け継いできた自動車づくりの伝統を捨て去り、21世紀に求められるものや顧客の希望に沿って自動車を作れるようになる」と、Aston Martin社内における、LagondaシリーズとLagonda SUVの存在の大きさを表現した。
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