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中部電力、長野県の大田切川流域に水力発電所を新設へ

2018/03/02
(金)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

中部電力は、長野県の太田切川流域に「黒川平水力発電所」を建設すると発表した。

中部電力は2018年3月2日、長野県の太田切川(おおたぎりがわ)流域に「黒川平(くろかわだいら)水力発電所」を建設すると発表した。2020年度に着工し、2021年度に運転を開始する予定。河川の流れを止めない「流れ込み式」の発電所となる予定だ。

発電所の建設予定地は長野県上伊那郡宮田村(かみいなぐんみやだむら)。現在稼働中の新太田切水力発電所の放流水を利用する。放流水をおよそ11mの落差をつけて落とし、水車を回して発電する。建設予定の発電所には最大で1秒当たり2m3の水が流れ込む。

図 黒川平水力発電所の建設予定地。新大田切水力発電所の放流水を利用する

図 黒川平水力発電所の建設予定地。新大田切水力発電所の放流水を利用する

出所 中部電力

発電所の最大出力は170kW。中部電力は年間発電量をおよそ1.03GWh(約103万kWh)と見積もっている。設備利用率は約69.2%となる。一般家庭の年間電力消費量に換算すると、約330世帯分に当たる。また、年間で500トン程度のCO2排出量削減効果が得られる見込み。

中部電力は、ダムの維持放流水を利用した小規模水力発電所の建設を積極的に進めるなど、発電に利用できる水力資源の開発に力を入れている(参考記事)。燃料不要で高い設備利用率を期待でき、小規模の発電所でも安定して大きな電力を得られるからだ。中部電力は、引き続き水力発電所を開発していくほか、出力と発電量向上を狙った既設水力発電所の設備改修も進めていくとしている。


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中部電力

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