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積水ハウスの二酸化炭素削減目標、国連関連組織などが設立した団体が「科学的」と認定

2018/04/09
(月)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

積水ハウスは、同社が設定したCO2排出量削減目標をScience Based Targets Initiativeが「科学的に根拠がある」と認定したと発表した。

積水ハウスは2018年4月9日、同社が設定したCO2排出量削減目標を国際的な団体「Science Based Targets Initiative」が「科学的に根拠がある」と認定したと発表した。Science Based Targets Initiativeは、国連が設立したUN Global Compactや、都市や自治体などのCO2排出量を調査、公開しているCarbon Disclosure Project、世界自然保護基金(WWE:World Wide Fund for Nature)などが設立した団体。世界の企業を対象に、科学的に根拠があるCO2削減目標設定を支援している。

図 「Science Based Targets Initiative」のロゴマーク

図 「Science Based Targets Initiative」のロゴマーク

出所 Science Based Targets Initiative

積水ハウスは、供給している戸建住宅や賃貸住宅を消費者が使用することで発生するCO2を2030年までに2013年比で45%削減、自社の事業活動によるエネルギー消費に伴うCO2排出量を2030年までに2013年比で35%削減、事業で使用している5万本以上の蛍光灯を3年をめどにLED照明に入れ替えという目標を掲げている。今回、この目標をScience Based Targets Initiativeが科学的に根拠ある目標と認定した。Science Based Targets Initiativeから認定を取得する企業は積水ハウスが国内で16社目となり、住宅業界では国内初になるという。

また積水ハウスは、再生可能エネルギーのみで事業を運営することを目指す世界的な企業連合「RE100」に、日本企業としてはリコーに続いて2番目に加入しており、CO2排出量削減に積極的に取り組んでいる。


■リンク
積水ハウス

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