[ニュース]

アヤックスのホームスタジアムで、日産LEAFの蓄電池を利用した大規模蓄電システムが稼働

2018/06/29
(金)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

日産自動車のヨーロッパ法人は、電気自動車「LEAF」の内蔵蓄電池を利用した大規模蓄電システムが、アムステルダムの「Johan Cruijff Arena(ヨハン・クライフ・アレナ)」で稼働を始めたと発表した。

日産自動車のヨーロッパ法人は2018年6月29日(中央ヨーロッパ時間)、同社の電気自動車(EV)「LEAF」の内蔵蓄電池を利用した大規模蓄電システムが、アムステルダムの「Johan Cruijff Arena(ヨハン・クライフ・アレナ)」で稼働を始めたと発表した。Johan Cruijff Arenaはオランダのサッカーチーム「Amsterdamsche Football Club Ajax(AFCアヤックス)」のホームスタジアムで、サッカーのほかにも各種イベントの会場になっている。

図 アムステルダムにある「Johan Cruijff Arena(ヨハン・クライフ・アレナ)」

図 アムステルダムにある「Johan Cruijff Arena(ヨハン・クライフ・アレナ)」

出所 Nissan Europe

稼働を始めた大規模蓄電システムは、LEAF 148台分のリチウムイオン蓄電池を使用したもので、使用済みの蓄電池だけでなく、新品の蓄電池も使ったという。出力は3MW(3000kW)で、蓄電容量は2.8MWh(2800kWh)。オランダの平均的な世帯にして数千世帯の電力需要を満たせるとしている。

図 Johan Cruijff Arenaに設置した大規模蓄電システム。ラックに設置したケースの中にLEAFの蓄電池が入っている

図 Johan Cruijff Arenaに設置した大規模蓄電システム。ラックに設置したケースの中にLEAFの蓄電池が入っている

出所 Nissan Europe

この蓄電システムには、電力系統からの電力を充電するだけでなく、Johan Cruijff Arenaの屋根に設置してある4200枚の太陽光発電モジュールの電力も充電する。充電した電力はスタジアムで消費する。停電時には非常用の電源となり、スタジアムで使用してきたディーゼル発電機の負荷を軽減する。また、イベント開催時など電力消費量がピークに達するときは、あらかじめ充電しておいた電力を使用する。これで、電力会社からの買電量のピークを下げて、買電量の推移を平坦にする。これで、電力系統にかかる負荷を軽減できるとしている。


■リンク
Nissan Europe

TOPに戻る

関連記事
新刊情報
本書は、特に産業用の5G/IoTの利用について焦点を当て、MWC19 Barcelona での産業用IoTに関する最新動向や、国内外の最新動向の取材をもとに、5Gの市場動向やビジネスモデルをまとめた解...
5Gの技術・市場トレンド、ビジネスモデルをまとめた一冊! いよいよ5G時代の到来です。米国ベライゾン、韓国SK Telecom、LGU+、KTの3社、さらに米国AT&Tはすでに5G商用サ...
経営者/ビジネスリーダーは必読! 本書では、IoTセキュリティに関する最新の脅威トピックとして、第1章では社会インフラに関わる事例、第2章ではビジネスに影響する事例、そして第3章ではAI技術を利用し...