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電源開発と関西電力、イギリスの洋上風力発電所事業に参加―2021年に運転開始

2018/08/14
(火)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

電源開発と関西電力は、イギリスの北海洋上の洋上風力発電所「Triton Knoll Offshore Wind Farm」の事業に参加すると発表した。

電源開発(Jパワー)と関西電力は2018年8月13日、イギリスの北海洋上の洋上風力発電所「Triton Knoll(トライトンノール)Offshore Wind Farm」の事業に参加すると発表した。この洋上風力発電所はドイツの再生可能エネルギー事業者であるinnogyが計画しているもの。Jパワーと関西電力は計画参加に当たり、innogyの100%子会社であるInnogy Renewables UKから、この洋上風力発電所の事業会社の株式を取得する。Jパワーは25%の株式を、関西電力は16%の株式をそれぞれの現地子会社を通して取得する。残りの59%の株式がinnogyが引き続き保有する。

図 「Triton Knoll Offshore Wind Farm」の建設予定海域

図 「Triton Knoll Offshore Wind Farm」の建設予定海域

出所 電源開発

Triton Knoll Offshore Wind Farmには、デンマークMHI Vestas Offshore Windの最新風力発電設備「V164-9.5MW」(出力9.5MW:9500kW)を90基設置する予定。合計出力は約860MW(86万kW)に達する。運転開始は2021年の予定。

Jパワーは福岡県北九州市の響灘で、洋上風力発電事業の開始を目的に調査を進めている。今回のTriton Knoll Offshore Wind Farmの事業に参加して、建設、保守、運転などの業務を担当し、洋上風力発電事業に関するノウハウを得て、響灘ほか国内の洋上風力発電事業に活かすとしている。関西電力も、この事業で得た知見を国内事業に活かす方針を示している。


■リンク
電源開発
関西電力
innogy Renewables UK

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