北海道電力は2018年9月20日、送配電部門の分社化に向けた日程を公表した。2018年4月に同部門を「送配電カンパニー」として社内分社化するなど分社化を見据えた準備を進めてきたが、2020年4月の法的分離に向けて本格的に動き出す。
図 札幌市中央区の北海道電力本店
出所 北海道電力
今回、北海道電力が明らかにした日程では、2019年4月に分割準備会社を設立し、北海道電力と分割準備会社の間で吸収分割契約を締結する予定だ。その後、2019年6月の株主総会で吸収分割契約の承認を受け、2020年4月1日に吸収分割し、送配電部門を引き継いだ会社が業務を開始することになっている。
送配電を受け持つ会社の社名は「北海道電力ネットワーク株式会社」で、本社は北海道電力と同じ場所に置く。一般送配電事業に加えて、離島での発電事業を担当することになる。
北海道電力は発電・小売事業と間接部門を残し、送配電を受け持つ北海道電力ネットワークを100%出資で設立する。北海道電力が新会社の持株会社となる形だ。その他詳細については、決まり次第発表するとしている。
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北海道電力