Daimlerは、電動バス(EVバス)の新製品「Mercedes-Benz eCitaro」の量産1号車をハンブルク市の都市バスを運営しているハンブルク高架鉄道に納車したと発表した。
Daimlerは2018年11月15日(中央ヨーロッパ時間)、電動バス(EVバス)の新製品「Mercedes-Benz eCitaro」(eCitaro)の量産1号車をハンブルク市の都市バスを運営しているハンブルク高架鉄道(HHA:Hamburger Hochbahn AG)に納車したと発表した。HHAはeCitaroを20台発注しており、納車となった車両はすでに運用を始めているという。
図 Daimlerがハンブルク高架鉄道に納車した「Mercedes-Benz eCitaro」
出所 Daimler
eCitaroは、2018年7月にDaimlerが発表したEVバス(参考記事)。10個のリチウムイオン蓄電池モジュールを搭載しており、合計の蓄電容量は243kWh。航続距離は空調を使用する真夏なら150km程度、空調をほとんど使う必要がない季節なら250km程度になるという。Daimlerは、eCitaroの航続距離とさまざまな種類のバスの用途を考えると、世界中を走行しているバスのおよそ3分の1をeCitaroに置き換えることが可能と見ている。
HHAは現在、およそ1000台のバスを111の路線で運行している。eCitaroを20台発注する前に、数年かけて、さまざまなEVバスのデザインや生産計画などを比較したという。ちなみにHHAは2020年以降、ゼロ・エミッションのバスのみを導入するとしている。
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