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Volkswagen Groupが電力小売に参入、EV用充電器やV2H対応機器なども合わせて提供

2019/01/09
(水)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

Volkswagen Groupは、電力小売事業に参入するために新会社「Elli」を設立したと発表した。

Volkswagen Groupは2019年1月8日(中央ヨーロッパ時間)、電力小売事業に参入するために新会社「Elli」を設立したと発表した。Elliの事業内容は現在検討中だが、まずは一般住宅向けの電力小売を始める予定だとしている。ちなみに、新会社の名前である「Elli」は「Electric Life」を短縮したものだ。

図 Volkswagen Groupが設立した新会社「Elli」のロゴ

図 Volkswagen Groupが設立した新会社「Elli」のロゴ

出所 日産自動車

Elliの電力小売事業で供給する電力は、100%再生可能エネルギーで発電したものになるという。料金プランは現在設計中だが、近い将来に発表できるという。そして、電力供給契約と合わせて、電気自動車(EV)用充電器も提供する。提供する充電器は出力11kWのもので、夜間に少しずつ充電する用途を想定している。ただしElliは、EVを持たない住宅にも電力を販売する予定だ。

充電器に加えて、V2H(Vehicle to Home)に対応する22kWの機器(ハイエンドDC充電ステーション)も提供する。この機器はEVに充電した電力を送電網に流す機能も持つ。売電や電力取引を想定したものだ。

住宅に設置した太陽光発電システムで発電した余剰電力もEVに充電できる。EVに充電した電力は住宅で消費することも、送電網に供給して売電などで収入を得ることも可能だ。

Elliはさらに、従業員向け駐車場に設置する充電器を企業に売り込むことや、公共の場に充電器を設置していく計画を披露している。まずは、Volkswagenの従業員駐車場に設置してある充電器の数を1000台から、2020年までに5000台まで増やすとしている。さらに、EU圏内の4000の自動車販売店やパートナーである整備業者の拠点に充電器を設置していく。これも2020年までに完了させる計画だ。

ElliのCEOであるThorsten Nicklaß氏は、再生可能エネルギーによる電力の供給など、同社の事業で「EVを利用する個人や企業がエネルギーに関して抱く疑問に対して答えを提示していく」と語っている。


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Volkswagen Group

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