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岩手県内陸部で出力7.5MWの地熱発電所が運転開始、7MW超の地熱発電所新設は22年ぶり

2019/01/29
(火)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

日本重化学工業、地熱エンジニアリング、JFEエンジニアリング、三井石油開発の4社は、岩手県の内陸部で建設中だった「松尾八幡平地熱発電所」が完成し、運転を始めたと発表した。

日本重化学工業、地熱エンジニアリング、JFEエンジニアリング、三井石油開発の4社は2019年1月29日、岩手県の内陸部で建設中だった「松尾八幡平地熱発電所」が完成し、運転を始めたと発表した。この地熱発電所の最大出力は約7.5MW(7499kW)。出力が7MWを超える地熱発電所の新規設立と稼働開始は、日本国内では九州電力の「滝上発電所(27.5MW)」以来、22年ぶりだという。

図 「松尾八幡平地熱発電所」の全景

図 「松尾八幡平地熱発電所」の全景

出所 三井石油開発

松尾八幡平地熱発電所の所在地は、岩手県八幡平市大字松尾寄木(はちまんたいしおおあざまつおよりき)。この地域の地熱開発を手がけている岩手地熱株式会社が2013年から地質や地熱構造解明を目的に構造試錐井(こうぞうしすいせい)の掘削を始めたほか、各種調査を実施していた。その結果から、2017年に事業化することを決め、2017年4月から発電所の建設工事を始めていた。ちなみに岩手地熱株式会社は、2011年10月に日本重化学工業(出資比率14.959%)、地熱エンジニアリング(14.956%)、JFEエンジニアリング(29.913%)、三井石油開発(29.913%)、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(10.258%)が共同出資で設立した企業だ。

発電所の建設では、設計、調達、施工(EPC:Engineering、Procurement、Construction)をJFEエンジニアリングが担当し、発電設備は三菱日立パワーシステムズの製品を採用した。最大出力は約7.5MW(7499kW)で、年間発電量はおよそ55GWh(5500万kWh)に達する見込みだという。設備利用率を計算すると約82.7%に達する。

発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買取制度を利用して全量を東北電力に売電する。売電単価は1kWh当たり40円(税別)。JFEエンジニアリングの100%子会社であるアーバンエナジーが特定卸供給先として、東北電力から松尾八幡平地熱発電所で発電した電力の供給を受ける。


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