[ニュース]

Microsoft、オハイオ州の風力発電所で発電する電力125MW分を購入へ

2019/03/08
(金)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

Microsoftは、EDP Renewables North Americaから風力発電所で発電した電力125MW(12万5000kW)分を15年間購入する契約を締結したと発表した。

Microsoftは2019年3月7日(アメリカ太平洋標準時)、EDP Renewables North Americaから風力発電所で発電した電力125MW(12万5000kW)分を15年間購入する契約を締結したと発表した。購入する電力は主にデータセンターで消費する。EDP Renewables North Americaは、スペインの再生可能エネルギー電力業者のアメリカ法人。

図 AmazonやGoogleと同じように、Microsoftもデータセンターを稼働させる電力として風力発電所の電力を多用している

図 AmazonやGoogleと同じように、Microsoftもデータセンターを稼働させる電力として風力発電所の電力を多用している

出所 EDP Renewables

Microsoftに供給する電力は、オハイオ州ポールディング郡に建設中の風力発電所「Timber Road IV Wind Farm」から供給する。2019年中に運転開始の予定で、年間発電量はオハイオ州の一般的な世帯の年間電力消費量にして3万6000世帯分を超える。

Timber Road IV Wind Farmは、EDP Renewables North Americaがオハイオ州で運営する風力発電所としては4カ所目、ポールディング郡では3カ所目となる。4カ所の風力発電所の合計出力は392MW(39万2000kW)。オハイオ州の一般的な世帯の年間電力消費量にすると、7万6000世帯分の電力を年間に発電するという。そして、今回の契約でMicrosoftがEDP Renewables North Americaから購入する再エネ電力は合計で1.4GW(140万kW)ほどになる。


■リンク
Microsoft
EDP Renewables

TOPに戻る

関連記事
新刊情報
5G NR(新無線方式)と5Gコアを徹底解説! 本書は2018年9月に出版された『5G教科書』の続編です。5G NR(新無線方式)や5GC(コア・ネットワーク)などの5G技術とネットワークの進化、5...
攻撃者視点によるハッキング体験! 本書は、IoT機器の開発者や品質保証の担当者が、攻撃者の視点に立ってセキュリティ検証を実践するための手法を、事例とともに詳細に解説したものです。実際のサンプル機器に...
本書は、ブロックチェーン技術の電力・エネルギー分野での応用に焦点を当て、その基本的な概念から、世界と日本の応用事例(実証も含む)、法規制や標準化、ビジネスモデルまで、他書では解説されていないアプリケー...