Microsoftは2019年3月7日(アメリカ太平洋標準時)、EDP Renewables North Americaから風力発電所で発電した電力125MW(12万5000kW)分を15年間購入する契約を締結したと発表した。購入する電力は主にデータセンターで消費する。EDP Renewables North Americaは、スペインの再生可能エネルギー電力業者のアメリカ法人。
図 AmazonやGoogleと同じように、Microsoftもデータセンターを稼働させる電力として風力発電所の電力を多用している
出所 EDP Renewables
Microsoftに供給する電力は、オハイオ州ポールディング郡に建設中の風力発電所「Timber Road IV Wind Farm」から供給する。2019年中に運転開始の予定で、年間発電量はオハイオ州の一般的な世帯の年間電力消費量にして3万6000世帯分を超える。
Timber Road IV Wind Farmは、EDP Renewables North Americaがオハイオ州で運営する風力発電所としては4カ所目、ポールディング郡では3カ所目となる。4カ所の風力発電所の合計出力は392MW(39万2000kW)。オハイオ州の一般的な世帯の年間電力消費量にすると、7万6000世帯分の電力を年間に発電するという。そして、今回の契約でMicrosoftがEDP Renewables North Americaから購入する再エネ電力は合計で1.4GW(140万kW)ほどになる。