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東電F&P、富津火力発電所の改良工事が前進―全13軸のうち11軸が完了

2019/03/22
(金)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

東京電力フュエル&パワー(東電F&P)は、「富津火力発電所」(千葉県富津市新富:しんとみ)の設備更新工事が一部完了したと発表した。

東京電力フュエル&パワー(東電F&P)は2019年3月20日、「富津火力発電所」(千葉県富津市新富:しんとみ)の設備更新工事が一部完了したと発表した。液化天然ガス(LNG:Liquefied Natural Gas)を燃料とするガスタービンコンバインドサイクル発電設備の、ガスタービンと燃焼器などをセットにした「軸」を最新のものに交換し、発電効率を引き上げ、燃料費の削減とCO2排出量低減を図る工事だ。対象は1986年11月に稼働開始した「1号系列」(全6軸)と、1988年11月に稼働開始した「2号系列」(全7軸)。2号系列では脱硝装置も交換する。

図 富津火力発電所の全景

図 東邦ガスが新たに開設する富津火力発電所の全景

出所 東京電力フュエル&パワー

今回は、1号系列の「第6軸」の交換が完了した。発電出力は165MW(16万5000kW)から160MW(16万kW)に低下するものの、発電効率が47.2%から51.4%まで上がる。東電F&Pは今回の交換完了によって、年間の燃料費をおよそ9億円、年間CO2排出量をおよそ4万トン削減できると見ている。

東電F&Pは富津火力発電所の設備更新工事を2016年7月から開始し、今回の工事で、全13軸のうち11軸目まで交換が完了した。

表 富津火力発電所設備更新工事のスケジュール

出力 発電効率 運転再開時期
1号系列 第1軸 165MW→167MW 47.2%→51.4% 完了
第2軸 47.2%→50.5% 完了
第3軸 47.2%→51.4% 完了
第4軸 47.2%→50.5% 完了
第5軸 47.2%→51.4% 2019年6月
第6軸 47.2%→51.4% 2019年3月
2号系列 第1軸 165MW→160MW 47.2%→54.3% 完了
第2軸 完了
第3軸 165MW→162MW 47.2%→54.4% 2019年8月
第4軸 165MW→160MW 47.2%→54.3% 完了
第5軸 完了
第6軸 165MW→162MW 47.2%→54.4% 完了
第7軸 165MW→160MW 47.2%→54.3% 完了

出所 東京電力フュエル&パワー

東電F&Pは今後、2019年6月に1号系列の第5軸、8月に2号系列の第4軸を交換する予定。ほかのガスタービンコンバインドサイクル発電所でも設備交換工事を進めており、同社は2017年12月、「横浜火力発電所」(神奈川県横浜市鶴見区)のガスタービンコンバインドサイクル発電設備の交換工事を完了させている(参考記事)。この工事では合計8軸を交換し、年間の燃料費を約80億円、年間CO2排出量を約24万トン削減できる見込みだという。


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東京電力フュエル&パワー

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