SBドライブと宇野自動車は2018年4月6日、共同で自動運転バスの実証実験を実施すると発表した。実証実験に先立ち、4月14日と15日に岡山県赤磐市の赤磐市立中央公民館周辺で、自動運転バスの試乗会を開催する。試乗会には、日野自動車の小型バス「日野リエッセ」を先進モビリティが改造した車両を使用し、自動運転レベル3で運行する。
図 試乗会で使用する自動運転バス
出所 SBドライブ
宇野自動車は岡山県内で路線バス事業を営んでおり、民間バス会社としては業界最低水準の運賃を20年以上に渡って維持している。それから進行していく高齢化に伴う運転手不足などの課題を解決しながら、この水準の運賃を維持し、路線を維持するには自動運転バスの導入に向けた取り組みが必要と考えて実証実験実施を決めた。
SBドライブと宇野自動車は今後、自動運転バスを利用した路線バス事業の安全性、事業としての可能性、社会の受け入れ体制などを検証するために実証実験を実施していく、実験の時期や場所などについては、両社で協議して詳細を決めていくとしている。