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Walmart、イリノイ州など3カ所の風力発電所から合計233MWの電力を購入

2018/10/17
(水)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

Walmartは、スペインEDP Renewablesがアメリカ国内で運営している風力発電所3カ所から、合計で233MWの電力を購入する契約を締結したと発表した。

Walmartは2018年10月16日(アメリカ中部標準時)、スペインEDP Renewablesがアメリカ国内で運営している風力発電所3カ所から、合計で233MWの電力を購入する契約を締結したと発表した。

図 EDP Renewablesがイリノイ州で運営している風力発電所「Bright Stalk Wind Farm」

図 EDP Renewablesがイリノイ州で運営している風力発電所「Bright Stalk Wind Farm」

出所 EDP Renewables

3カ所の風力発電所の内訳は、イリノイ州マクリーン郡にある「Bright Stalk Wind Farm」(発電出力は205MW)、インディアナ州ランドルフ郡にある「Headwaters II Wind Farm」(発電出力は200MW)、イリノイ州ダグラス郡にある「Harvest Ridge Wind Farm(旧名:Broadlands Wind Farm)」(発電出力は200MW)。WalmartはBright Stalk Wind Farmから123MW、Headwaters II Wind Farmから60MW、Harvest Ridge Wind Farmから50MWを買い取る。

Walmartのエネルギー担当副社長を務めるMark Vanderhelm氏は「Walmartは全社で消費する電力を100%再生可能エネルギー由来の電力でまかなうことを目標としている。そして、再生可能エネルギーの中でも風力はWalmartのエネルギー構成で重要な位置を占めている。今後も再生可能エネルギーの導入を続けるが、Walmartの顧客、私たちのビジネス、そして自然環境に適しているものでなければならない」とコメントしている。

EDP Renewables北米支社のCEOを務めるMiguel Prado氏は「再生可能エネルギー由来の電力は価格が下がり続けており、その結果Walmartのような大企業も導入するようになってきた。そして、大企業が続々と電力購入契約を締結しているという事実は、固定した、競争力のある価格で長い期間にわたって電力を確保することが企業経営において重要になっていることを示している」と、再生可能エネルギー由来の電力を導入する企業が増加している現状について語った。


■リンク
Walmart
EDP Renewables

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