このコーナーでは、最新のICT(情報通信技術)のキーワードをQ&A形式でわかりやすく解説していきます。
ブロードバンド時代の急速な進展を背景に、通信と放送の融合が注目され、本格的な画像コミュニケーション時代が到来しています。このような時代の要請に対応して、新しい「H.264/AVC」という画像圧縮技術が標準化され、国際的な注目を集めています。今回は、身近なデジタル機器の圧縮技術について解説します。


Q15:身近なデジタル機器の圧縮技術は?
圧縮技術は、放送、通信(インターネット)、コンピュータ、CD-ROM、DVD、DVDレコーダ、デジカメ、携帯電話などに利用されているようですが、それぞれどのような圧縮技術が使われているのでしょうか
画像の圧縮技術について、現時点で使われている国際標準に限って示しますと、表1-4のようになります。H.264/AVCは、現在、放送、通信、コンピュータ、蓄積メディアをはじめ、各分野で広く採用されています。
このほかに、アプリケーションによっては、例えばインターネット上のストリーミングの場合、各社独自の圧縮方法が用いられています。
※この「Q&Aで学ぶ基礎技術:最新の情報圧縮技術〔H.264/AVC〕編」は、著者の承諾を得て、好評発売中の「改訂版 H.264/AVC教科書」の第1章に最新情報を加えて一部修正し、転載したものです。ご了承ください。
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