産総研:福島再生可能エネルギー研究所のプロフィール
日本最大級の公的研究機関(経済産業省所管)として、2001年にスタートした産総研(表1)は、政府の「東日本大震災からの復興の基本方針」(2011年7月)などを受け、再生可能エネルギーの大量導入を目指して、「福島再生可能エネルギー研究所」を設立(2014年4月)した。同研究所では、現在、図1に示すエネルギーネットワーク、水素キャリア、風力エネルギー、太陽光、地熱、地中熱の6つのチームが活動し、研究開発を進めている(図2)。
特集〔パート1〕で国の水素エネルギーについての取り組みについて見てきたが、2040年頃を目指した再生可能エネルギーを利用したCO2フリー(CO2などの温室効果ガス排出のない)のクリーンな水素供給システムの確立は、究極の目標であると言えよう。
独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研)では、このような再生可能エネルギーで作られた電力で水素をつくり、エネルギー貯蔵して利用する研究が、現在活発に進められている。
ここでは、産総研 福島再生可能エネルギー研究所の水素キャリアチーム 研究チーム長 辻村 拓(つじむら たく)氏に、水素あるいは水素キャリア、またその研究開発の内容などについて、世界初の「水素キャリア製造・利用統合実証システム」についてお聞きした。同取材をベースにレポートする。
日本最大級の公的研究機関(経済産業省所管)として、2001年にスタートした産総研(表1)は、政府の「東日本大震災からの復興の基本方針」(2011年7月)などを受け、再生可能エネルギーの大量導入を目指して、「福島再生可能エネルギー研究所」を設立(2014年4月)した。同研究所では、現在、図1に示すエネルギーネットワーク、水素キャリア、風力エネルギー、太陽光、地熱、地中熱の6つのチームが活動し、研究開発を進めている(図2)。
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