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KDDI、米国Ossiaとワイヤレス給電技術「Cota」の実用化を目指し共同開発

2015/12/22
(火)
SmartGridニューズレター編集部

2015年12月22日、KDDI株式会社(以下:KDDI、東京都千代田区、代表取締役社長:田中 孝司)は、2015年1月に資本提携を行ったOssia Inc.(以下:Ossia、米国ワシントン州、CEO:Hatem Zeine)とともに、家庭やオフィス内に点在する複数の機器を同時に給電できるワイヤレス給電技術「Cota」(コータ)の実用化を目指し、ワイヤレス給電システムの共同開発を行ったことを発表した。

Cotaの技術は、従来のモバイルデバイスはもちろん、急速に普及しつつあるウェアラブル・IoTデバイスにおけるワイヤレス給電をも可能にするものである。Wi-Fiと同じ2.4GHz帯の周波数を使用した、チャージャー(送電)とレシーバー(受電)から構成され、送信圏内にある複数の機器へ同時に給電することができる。家庭内や学校・会社などの公共施設内、さらには医療機関などでの利用も想定されている。(Cotaの特徴についてはこちらを参照)
 図 ワイヤレス給電イメージ

同共同開発の成果としてCotaの技術を採用した給電機器を通じ、離れた場所からスマートフォンやIoTデバイスをワイヤレス給電させるデモンストレーションを、2016年1月6日~2016年1月9日までの会期で米国ラスベガスで行われる「CES(consumer electronics show) 2016」にて実施される。


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KDDI

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