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中部電力、「ミャンマー国送配電系統技術能力向上プロジェクト」業務を受託

2016/05/27
(金)
SmartGridニューズレター編集部

2016年5月27日、中部電力株式会社(以下:中部電力、名古屋市東区、代表取締役社長:勝野 哲)は、日本工営株式会社(以下:日本工営、東京都千代田区、代表取締役社長:有元 龍一)と共同で、独立行政法人国際協力機構(以下:JICA、東京都千代田区、理事長:北岡 伸一)から「ミャンマー国送配電系統技術能力向上プロジェクト(第1フェーズ)」業務を受託したことを発表した。

ミャンマー国では、送配電設備の容量不足や老朽化により故障が多発するなど、電力供給が不安定な状況にあり、送配電設備の整備・増強を早急に進める必要がある。また、公衆感電事故や作業災害を防ぐために、送配電分野における施工技術・安全技術の向上が求められている。 このような状況のもと、ミャンマー国電力・エネルギー省は、送配電線や変電所等の電力インフラの整備および電力供給の信頼性の向上のために、送配電技術者の能力を強化したいとしている。

中部電力は、これまで培ってきた送配電設備の整備・維持管理技術や技術者育成の経験・知見等を活用して、同受託業務に取り組んでいく。な本受託業務を含む海外でのコンサルティング事業については、2016年7月に株式会社JERAへ統合される。

「ミャンマー国送配電系統技術能力向上プロジェクト(第1フェーズ)」の概要

実施地域:ミャンマー国 首都ネピドーを拠点とした全域

実施予定期間:2016年5月~2018年11月(約30ヶ月間)

主な業務内容

  • 送配電技術者育成計画の策定支援
  • 送配電系統技術研修プログラムおよびテキスト作成支援
  • 送配電系統に関する技術の移転

※ 同プロジェクトは、今回受託した制度構築・実施段階にあたる第1フェーズと、評価・改善段階にあたる第2フェーズに分けて実施される予定。

■リンク
中部電力

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