2030年には5Gの全世界人口カバレッジは85%、そして6Gが登場
全世界の人口に対するカバレッジ(通信の提供範囲)の状況については、現在、4Gの構築もまだ進行中であり、2030年には95%を超えると予測されている(図8)。一方5Gは、2024年現在45%、2030年には85%となる見込みだ(中国を除く注5)。
この状況を国や地域別に見たのが図9だ。エリクソンではかねてから、5Gならではの優れたネットワーク性能が実感できる周波数帯として6GHz以下のミッドバンドでの5G SA化を訴えており、「それが今後、価値ある5Gサービス提供にあたっての大きな原動力となります」と鹿島氏も強調している。北米をはじめ、インド、中国はすでにミッドバンドの整備が進んでおり、新たなサービス提供がなされている。そうした動向は、今後、ミッドバンド化がこれから進展する日本にとって大きな参考となるはずだ。
これまでに見てきた分析結果は、図10のようにキーワードを整理してまとめることができる。
図8 中国を除くテクノロジー別の世界の人口カバレッジ
出所 エリクソン・ジャパン株式会社、「エリクソンモビリティレポート 2024年11月版記者説明会」より
図9 地域別の5G人口カバレッジとミッドバンド人口カバレッジ(2024年末)
出所 エリクソン・ジャパン株式会社、「エリクソンモビリティレポート 2024年11月版記者説明会」より
図10 2030年を予測する重要なデータ
出所 エリクソン・ジャパン株式会社、「エリクソンモビリティレポート 2024年11月版記者説明会」より
注5:5G のカバレッジ(5G電波の送受信可能な地域)から中国を除いている理由:カバレッジについては、中国を含まないデータの方が世界のトレンドを理解するうえで適しているため。中国では5Gミッドバンドの人口カバー率がすでに95%に達している(図9)。人口規模の大きさを考慮すると、中国を含む世界平均の数字では世界全体の現状を表す適切な数字とはいいにくいため、カバレッジについては中国を除いた世界の数字を出している。