北京オリンピック記念連載! 第4回
≪1≫サービス開始とチャージの手順
[1]SIMカードのアクティベーション
携帯電話とSIMカードを購入した後は、アクティベーション(開通:携帯電話を使えるようにすること)を行わなければなりません。これは自分でやることもできますし、よくわからない場合には、販売店の店員にやってもらうこともできます。
通常、SIMカードを入れるソケットは電池の裏などにあり、電源を切らなければ入れることができません。SIMカードを携帯電話に入れて電源を入れると、カードのパスワードであるPINコードの入力を要求されます。この初期値は事業者によって異なっています。
また、プリペイド・サービスの場合には、まずチャージ(課金)が必要ですので、「充値カード(チャージカード)」を購入(セットの場合もある)しなければなりません。そして、サービスセンターへ電話してパスワードを登録し、開通作業を行います。
[2]プリペイド・サービス
プリペイドの場合、残りの度数が少なくなったら、「充値カード」を買ってチャージします。充値カードは携帯販売店や事業者の営業所、コンビニ、新聞スタンド、露天にもあります。
カードを買う場合には、サービスに対応する通信事業者が、中国移動か中国聯通であるかがわかるように、携帯の番号の頭3桁を言って買ったほうが間違いが少なくなります。
カードには、50元、100元、300元、500元などの種類があります(図1)。街角で買う場合には、額面より割引があることがあります。
[3]チャージの方法
次に、チャージの方法を説明します。
まず、「充値カード」の裏のスクラッチ部分をこすると18桁の数字がでてきます。そして、サービスセンターの電話番号である「1380013800(省によって異なることもある)」に電話をかけ、携帯番号、それから、充値カードの18桁の数字を入力すると、チャージが完了します。完了すると新しい残高と有効期限を答えてくれ、ショート・メッセージでも同じ内容が送られます。プリペイドの場合、充値カードには使用開始期限があります。その期限内にチャージをしないと、せっかく買ったカードは無効となります。また、使用開始直後のチャージの有効期限は90日ですが、チャージをする度に有効期限も最大2年程度まで加算されていきます。この有効期限が過ぎると、例え、チャージ額が残っていても、それは無効となります。