しで始まるスマートグリッド用語

電力会社が提供している商用電力系統（電力システム）において、電力の電圧や周波数などを変動させて秩序を乱し、電力システムの安定運用を妨げる現象のこと。

経済産業省（METI）が2009年11月に設置した協議会。従来から検討されてきた送配電や蓄電池、自動車など、関連する研究会を横断的に束ね、統一的な検討を行うための省内横断的なプロジェクトチーム。（METI：Ministry of Economy, Trade and Industry）

ハイブリッド車、プラグインハイブリット車（PHV）、電気自動車、燃料電池自動車、クリーンディーゼル自動車などのこと〔経済産業省の報告書「次世代自動車戦略2010」より〕。

シェールガスとは、固い泥岩〔頁岩（けつがん）＝シェール〕層に含まれる天然ガスを指す（頁岩：粘土の堆積岩で、板状に薄くはがれる性質の岩）。従来は、原油に比べて掘削コストなどがかかるため、採算に合わないと敬遠されていた。しかし、オイルショックなどによって、石油価格が高騰する一方、技術革新により採掘コストが下がってきたため、注目されるようになった。米国をはじめカナダや欧州、アジアでは、新しい天然ガス資源として重視されている。

発電素子にレンズ等で集光させた高密度の太陽光を入射させることによって、小面積の発電素子でエネルギー変換をする太陽光発電方式。

電気を実際に消費する消費者（例：一般家庭、オフィス、工場等）のことを指す。

家庭向けやビル向けなどに設置される蓄電池。

省エネルギーのこと。エネルギー消費を削減すること。

日本における「スマートメーター」（通信機能を備えた次世代電力計）の呼称。東京電力、関西電力、中部電力、九州電力、東北電力、北海道電力などで、独自の実証実験が進められている。新型電子式メーターは各社とも無線方式が多く、メーター同士が通信するマルチホップ方式（バケツリレーでデータを転送する方式）が採用されている。東京電力は、現在、更新時期を迎えた電力計を順次切り替えており、2018年度までに、1700万台（家庭の90％）の「スマートメーター」を導入する計画を発表している。