ソフトバンクが国内初の取り組み! 「5G SA」接続状況がひと目でわかる専用ロゴ表示

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2026年10月7日 (水曜) 16:09

画面表示が「SoftBank 5G SA」に!

 ソフトバンク株式会社(以下、ソフトバンク)は、5G(第5世代移動通信システム)専用のコアネットワークのみを用いた通信方式「SA」(Stand Alone、スタンドアローン)への接続状況がスマホなどの端末上で確認できる専用のネットワークロゴの表示を、2026年9月29日から順次開始すると発表した。
 具体的には、5G SA対応のiPhoneやiPadなどの端末注1で、同社の5G SAに接続して通信している際、端末上のネットワーク表示が通常の「SoftBank」から「SoftBank 5G SA」へと切り替わる(図1)。

図1 対象端末がソフトバンクの5G SAに接続している場合に表示される「5G SA」ロゴイメージ

 9月29日以降、「SoftBank 5G SA」の表示に順次対応(Android搭載機種は今後対応予定)し、これによってユーザーは、自身で5G SAに接続していることが確認できるようになる。端末上で、5G SAに接続できているかを確認できる表示は国内初。

SA(スタンドアローン)方式がもたらす5G本来の真価

 現在の5Gは、従来の4G基盤と連携したNSA(ノン・スタンドアローン)方式が主流の過渡期であるが、SA方式は、5G専用のコアネットワークのみを用いることで、以下の3つの5G本来の特長を活かすことが可能となる(図2)。

図2 5G NSAと5G SAの違い

・超高速大容量(eMBB:Enhanced Mobile Broadband)
・高信頼・超低遅延(URLLC:Ultra-reliable and low latency communications)
・多数同時接続(mMTC:Massive machine type communications)

 例えば、1つのネットワークを仮想的に分割(スライス)する「ネットワークスライシング」技術などを活用したSA方式ならではの商用サービスは、世界的に増加傾向にある。

周波数特性に応じたエリア構築:混雑エリアへミリ波・Sub6を重点投入

 同社は、通信品質の向上とネットワークの高度化に向けて、全国で5G SAのエリア展開を積極的に進めている(図3、図4参照)。

図3 ソフトバンクのサービスエリアマップ(2026年8月時点)

図4 ソフトバンクのサービスエリアマップ(2026年冬以降予定)

 ソフトバンクは、ミリ波注2、Sub6(サブシックス)注3、NR(New Radio)化(5G転用周波数)注4の周波数特性を活かして5Gエリアを構築している。全国でNR化周波数による5Gエリアを構築したうえで、多くの人が集まる混雑エリアには、5G新周波数であるミリ波とSub6を投入し、高速大容量5G(新周波数)を提供して通信環境を拡大している。

F1日本グランプリで5G SA・ミリ波活用の実証実験を実施

 また、ソフトバンクは、エリクソン・ジャパン株式会社(以下、エリクソン)と共同で、2026年3月27~29日に、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催された「2026 FIA F1世界選手権シリーズ Aramco 日本グランプリレース」において、会場内の商用ネットワーク上で5G SAおよびミリ波を活用した実証実験を実施した注5。
 この実証では、エリクソンの基地局装置および制御機能を基盤に、5Gの特長である大容量通信やネットワークスライシングを活用し、用途に応じた通信品質の適正化と新たなユースケースの創出を目指した。
 ソフトバンクは、今回のネットワークロゴ表示の取り組みを通して5G SAをより身近なものとし、同社のネットワークの進化を分かりやすく伝えていくとしている。


注1 ソフトバンクで5G SA対応SIMを利用しているユーザーが対象。対象端末の詳細は以下を参照。
https://www.softbank.jp/mobile/network/service/5gsa/
注2 ミリ波:5Gで使用される30GHz前後の高周波数帯。Sub6よりもはるかに広い帯域幅を活用できる。高速大容量のデータ通信が可能で、4K・8K動画配信や、AR/VRなどリアルタイム性が求められるサービスに適している。
注3 Sub6:サブシックス。5Gで使われる6GHz未満の周波数帯。ミリ波よりも広範囲で電波が届きやすく、障害物にも強いため、屋内や街中でも比較的安定した通信を実現できる。
注4 5G転用周波数:従来4G(LTE)で使用されていた周波数帯を5Gでも活用する方式。通信速度は4Gと同等。
注5 ソフトバンク株式会社 プレスリリース、「F1日本グランプリで5G SAやミリ波を活用した高度な通信サービスの実証実験を実施 ~用途に応じた品質適正化による通信体験の向上と新たなユースケースの創出を目指す~」2026年3月25日

参考サイト

ソフトバンク株式会社 プレスリリース2026年9月29日、「国内初、5G SA接続時に専用ネットワークロゴの表示を開始 ~5G SAの接続状況を端末上で“見える化”し、ネットワークの進化をより身近に~」2026年9月29日

ソフトバンク株式会社、サービスエリアマップ

ソフトバンク株式会社、ソフトバンクのネットワークサービス「5Gを実現するネットワーク技術 5Gとは」

ソフトバンク株式会社 プレスリリース、「F1日本グランプリで5G SAやミリ波を活用した高度な通信サービスの実証実験を実施 ~用途に応じた品質適正化による通信体験の向上と新たなユースケースの創出を目指す~」2026年3月25日

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る
インプレスSmartGridニューズレター

定期購読は終了いたしました